国沢光宏のマリナー・オブ・ザ・シー乗船レポート 旅行記(最終回)

那覇は下船時間がフロア毎に決められてたのだけれど、イミグレーションの係官が手際よく優先下船のツアー分は30分早く終わった。普通なら決められた下船時間を30分前倒しすればいいのに、敏腕JTBは船内アナウンスで「下船が30分早まりました。どうぞ」。手順もヘチマもない。2500人がイッキに下船しようとすれば、そら混乱するワな。ということで再び大混乱。

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那覇入管の係官達は手際よかったです

毎回3500人を受け入れているフネ側が作った手順をことごとく破って混乱させてるんだからタチ悪いです。さらに本来「新港埠頭ターミナル」までの往復シャトルがあるということだったのが、突如「埠頭ターミナルからの足が無いので市役所まで片道1000円のバスを出します」。そちらに並ぶと「いつくるのかわからないです」。諦めて新港ターミナルに行くとタクシーたっくさん!

コチトラ、移動手段ナニも無いとJTBからアナウンスされていたため、歩いて那覇の連休の一番人気であるハーリー会場へ(5分と聞いたのに30分近く掛かった)。すると「風で中止になりました」。こら仕方ありません。タクシーで市内に行くも、食事が出来るほどの時間なく、久々の那覇なのに尻尾巻いてフネへ戻ります。帰りはフネまでタクシーで直行。運転手さんに聞いたら「情報流してくれたらすぐ集まるさぁ」。

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アタマに来てばかりいたら少し元気になってきた。3日は熱も出ず、全く飲みたくなかったお酒も美味しい。4日は終日ナンにも見えない海の上。航路から少し離れているのか行き交うフネすら無し! 海は大荒れ状態ながら揺れない。船内のイベントが朝からたくさん組まれてます。午前中、火星に取り残される3D映画も見た。中国が助ける設定。ハリウッドも中国ヨイショなのね。

5日の10時半頃。突如船速落ち、右急転舵! どうした? こういったケース、緊急回避か緊急救助信号の受信、そして落水です。デッキに出てみると落水者じゃない。誰も探してませんから。周囲にフネなし。となると緊急避難信号ですね。と思っていたら30分後くらいに船長からアナウンス。緊急救助信号を受けたとのこと。信号海域で海上保安庁の飛行機来るまで捜索。

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海上保安庁にバトンタッチするまで見つからず。波高3mの大荒れ状態。誤報であることを望む。やがて右手に神津島、新島、利島、大島、館山で、いつもの海に。あっと言う間の楽しい7日間でした。昨日から体調も回復し、2日間ジムで汗かいた。緊急救助信号で1時間半ほど余分な時間を掛けたけれど、定刻の19時大井埠頭着。下船指定時刻は20時50分なので晩ご飯も食べる。

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するとどうよ! またしてもJTB大活躍! 大井埠頭から品川駅まではシャトルバスとなっているのだが、バスが渋滞で時間掛かるというアナウンスで下船指示21時20分。降りるとスンゴイ人の列が出来ておりバス1台も来ない。どうやら往復の時間だけ考えてバスを手配したのだろう。1回りしたら全く来ない! さすがモンクを言わない皆さんもJTBのスタッフ見たら罵声大会。

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ここで1時間立たされる。22時です

雨降ってなかったら良かったものの、寒かったら悲惨。お年寄りや小さいコドモ連れまで容赦なく立たされてるのに、ノーアナウンス。この時間になると自宅に帰ることも難しくなる人だって出てくるだろう。私は騒ぐと目立つし、もはや諦めている。JTBがココまでオタンコ集団だとは予想もしていなかった。このままバックレてオシマイなんだろうな、と思った。皆さん泣き寝入りです。<乗船レポートその1に戻る> 追記・あまりに評判悪く翌年からJTBチャーターは取りやめに。

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