ヤンマー FX27Z

外洋に出て釣りを楽しむなら、最低でも26フィート程度のサイズが欲しいところ。もちろんそれより小さいフネでも外洋に出られるけれど、少しでも荒れたら怖い。かといって28フィート以上ともなれば2千万円以上する。そんなこんなで、このクラスは普通の人でも何とか手が届く上限サイズかもしれない。
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キャビンも細身

試乗した『FX27Z』は170馬力の直噴ディーゼルエンジンを搭載し、約1100万円とのこと。ランクルのエンジン積むトヨタのポーナム26Lのライバルだというが、やや細身の艇体となる。ちなみにポーナム26Lの2,95mに対し、FX27Zは2,75m。絶対的なボリューム感もポーナム26Lより小さい。
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釣り好きならヤンマーか?

装備面でもポーナム26L優勢。FX27Zはマリントイレやビルジポンプまでオプション。エアコンなど装着不可能。加えてエンジンだって普通の170馬力に対し、ポーナム26Lだとコモンレールで185馬力だ。クルマの場合、ここまで仕様差あれば勝負にならないのだけれど‥‥。
乗ると全く印象違う。ポーナム26Lの場合、エンジン音や振動を大幅に抑えており、乗用車風。一方ヤンマーは、空中排気のため勇ましい音を出す。振動も元気一杯! エンジン吹かすと「ドドドドド〜ッ!」だもの。漁船のオトコらしさを持つ。これはこれで楽しい。同じ価格帯のフネながら、ここまでキャラ違えば迷わないかと。
波当たりは予想外にソフト。おそらく細身の艇体のため、上手に水圧を逃がしているんだと思う。最高速29ノット前後とのこと。燃料消費量20ノットで20Lくらいだとか。インテリアはポーナム26Lをワングレード落としたイメージ。買うなら956万円の140馬仕様か?
と、厳しい評価になりがちのFX27Zながら、フルチルトアップ可能なドライブ(完全に水面上にペラが露出されるため、メンテは楽)や、日本全国文字通り津々浦々でサービスを受けられるといった実用性は素晴らしい。


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