BMW523ｄってどんなクルマなの？
新型5シリーズと一週間ほど過ごしたので、たまには自分のWebで試乗レポートなど。グレードは2リッター4気筒190馬力／400Nmのディーゼルを搭載した『523dラグジュアリー』（786万円）。素の523dは716万円だ。ボディサイズが一昔前の7シリーズと同じ4945mm×1870mmだと考えれば手頃か？
5シリーズと言えば6気筒エンジンというイメージながら、今や７シリーズにも4気筒エンジン搭載モデルがあるほど。官能的かと聞かれれば「う～ん」となるけれど、時代の流れなんだろう。絶対的な出力は必要にして十分。なんたって400Nmはターボ無しだと4リッターに匹敵するトルクです。
インテリアはオシャレ。3シリーズだと質実剛健というイメージながら、5シリーズとなればデザインも華やか＆凝っている。また、ライバルのベンツEクラスはSクラスより狭くて安っぽい雰囲気を出そうとしているが、5シリーズは7シリーズに遠慮してない感じ。というか日本で乗るなら7ってデカ過ぎる。
気になる足回りやボディの剛性感はどうかといえば、もはや「抜群！」というレベルじゃなくなった。依然としてステアリングフィール良く、コーナリングバランス良好ながら、今やハンドル握ったら腰抜けるほど驚くこともなし。アウディA6やボルボS90など優れたFF車も出てきた。
むしろ感心したのが燃費。都内を中心に5日間くらい走って下の状況。448kmで燃料半分残っており、航続距離686kmとなっていた。私の平均的な使い方だと満タンで1000kmくらい走りそう。ボディサイズを考えれば驚くばかり。ムカシの730iとかってリッター6～7kmでしたから。
5シリーズはベンツEクラスやボルボS90などと並び日本で乗るなら上限のサイズだと思う。このカテゴリー、おそらく皆さん好みや”ひいき”があることだろう。もしBMW好きなら良いチョイスだと考える。下にリンクした運転アシストや自動ブレーキなどの性能だって遜色ありません。
ロングドライブも得意。100％自分で運転することを楽しむのもよし、ハンドル持っているかどうかの判定に静電センサーをいち早く採用しているため（高速道路の巡航や渋滞時はハンドルに軽く触れているだけでレーンキープしてくれる）、クルマ任せにしてもよし。良い相棒になってくれると思う。
全体のイメージとしちゃ「革新」でなく「保守中道」です。
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