メディア絶体絶命

世界的にメディアが厳しい状況となっているようだ。ジャーナリスム(特に新聞)を大切な文化だと認識している欧米を見る
と、ここにきて政府も援助を開始してます。フランスは18歳を対象に新聞を無料で配る法案を作り、アメリカだって送料を格安に設定するなど優遇措置を打ち出している。

我が国はメディアを大切にしよう、という機運があまりない。メディアの側に問題あるのかもしれませんけど‥‥。「ネットでい
いでしょ?」と思う人もいるだろう。ただネットは基本的に二次情報。一次情報を取ろうとしたら、政治家や企業、役人とのルートをたくさん持っていないとダ
メ。

私のWebサイトで紹介する情報も、雑誌の取材の際に作ったルートからのものだし、そもそもネット以外の収入で糊口をしのげているから続けられている。Webしかなくなったら厳しい。ネットは無料、とみんな思っているからだ。有料にした途端、イッキにアクセス数が下がります。

とはいえ「メディアの無い社会」ほど寂しいものは無い。このまま衰退するのだろうか? 半分自分に言い聞かせているのだけれど、ピンチの時こそ人間や企業の
「持ち味」が出てくると思う。信念のあるメディアは頑張るだろうし、「本当に残さなくちゃならない雑誌」はサポーターが現れるかもしれない。

実際、存続が危ぶまれるほど超試練の年になりそうな自動車雑誌ながら(休刊する本も少なくないだろう)、心強いタニマチを得た雑誌も出てきた。スポンサーを得れば部数が少なくても存続していけると思う。ただメディア本来の姿は「マス・コミュニケーション」。数が出ないと本来の姿じゃない。

「伝統芸能」みたいなメディアはタニマチがバックアップする一方。マスコミ本来の姿を追求する雑誌も存続していくに違いない。商才の無いヒョウロンカは後者で頑張るしかありません。どうしようもなくなったら日記で書いた通り「笑いながら倒れる」でございます。

ということを真剣に考えないとならないほど自動車メディアは雑誌もヒョウロンカもカメラマンも厳しい状況にある。


6 Responses to “メディア絶体絶命”

  1. tm256 より:

    >数が出ないと本来の姿じゃない。
    確かに、「マスメディア」という定義からはそうだったと思いますが、時代の流れと言うほか無い気もします。
    紙に情報を印刷するというビジネスモデルは、一部のコンテンツを除いてもう成り立たず、それ以外は無料のウェッブと有料の会員登録サイトや電子ブック(シンプルにはPDFとか、最新の凝った形態ならApple iPad や Amazon Kindleなど)にすることで生き残りを図るということになるのではないでしょうか。
    ちょうど、今日3/23は日経もオンライン版が原則有料となってしまいました。(無料の会員登録すれば20個までなら読めますが)

  2. ケイイチ より:

    失礼いたします。私はクルマ雑誌で浅知恵つけた世代なもんですから、チャンスがあれば何も知らない最初から始めたいくらいです。☆恋愛で、それなりに相手を知った気分になると・・興味が失せてしまう女性みたいな心理ですか?。クルマ関連の雑誌は、クルマ知識に内容が限定されますから尚更のこと、昔のようにクルマの知識や話題に飢えていたハングリーな読者と違い。世には他メディアの情報が溢れまくっています。私などは馴染みの美容室などに行くと、一通り決まって女性誌を読むんですが(変)、お目当ては僅かに載っているクルマ会社の広告や紹介などの取材記事!。男性雑誌と違い、掲載の仕方や紹介記事は・・・女性向けにソフトで細やかであり独特です。また、掲載記事や広告をどんなページの前後に載せるかが微妙らしく、ファッションにコスメなど・・また?ブランド品の広告の次に挿し入れたり、おそらく女性の興味や気分に同調させながら注目するようにレイアウトされているようです(新型コスメの試供品が極薄で折り込んであります?)。時には男性の自分が見ると?なんで?というリアクションをとる不思議な配置もありますから(度肝を抜かれる)。近年・・特に外国車の広告はファッション性が高く、デザインを手掛けた人物も質感まで伝えられるように工夫の後が見られます。逆に言えば、国産車のコマーシャルは・・・センスを疑う内容ばかり。というより・・表現が抑制されているんですかね(スピードやパワーは暴力的だとか・・牙抜かれてますね)。自らの意志で知りたくて知る・・ではなく、短絡で薄っぺらい知ったつもりで醒める情熱は本物ではないのですが、最近のクルマ雑誌には・・多分その傾向が強く影響しています。日本では闘争本能を厳しく抑制するのが平和と勘違いされていますが、そんなことしても本能は歪んだ吐け口に向かい陰湿な争いが増殖するのです。刃物もクルマも使い熟すことは教えず、否定して奪うことに終始する馬鹿げた世の中。これは盗み聞き覗き見社会の弊害、他人のプライバシーから何から意味も解らず・・覗く盗み見ることを横行させた人々の罪ですね(早い話しが自分と他人の区別がつかない・・・そのくせ外見や能力で劣等感に苛まれて・・前進しない日和見な生き方)。その者が、個人でやれば罪に問われるから皆でやったことにしたいだけ。便乗犯罪の尻馬に乗る恥ずかしい行為を、これが情報社会と勘違いしている人間が増えたのも温床ですね。悪事をやる人間は同調者を盾にして体裁つけて立ち回る・・・しかし、赤信号みんなで見ても赤信号!!。多少の複雑な構成で進歩したつもりも、もう飽和状態で思考が停滞しながら脳は痩せて?きています。ニューロンの無駄遣い・・ただ覚えて威張るだけならパソコンの方がいい仕事を熟すでしょう。学校もそうですが、他者への敬意も失せて咀嚼しないで噛まずに飲む知識は役立たず。ミスリードした揚げ句、自分達がのし上がり支配者にならんとした無能な権力者のスポンサーや為政者が撒き散らす災厄?。新しい価値などなく、劣化した価値。彼等も自ら仕掛けた騒動に疲弊しきり、いまや適当に逃げ出したいから言い逃れたがり。褒められ〜見直され、権威は安泰だと本気で信じていた人間達の恥ずかしい負の遺産って奴です。 結局は人間です、良いとこも悪い部分もある。愛する者がいれば、その全てを愛すればいいでしょう。(愛着あるクルマなんて特に!)。鍛えて学んで教わった人に感謝もするのは自然です。インタフェースに映る事実が全てな訳ないじゃないですか。奪い合いや殺しあいは、前述の人々の便宜に利用されてやらされること多し。やむを得ず戦うなら意味を知る、遊びのゲーム気分で無抵抗の他人を傷付ける惨めな人間では哀しい(そもそも利益を目論んで、一方的に勝てる戦争だと軽く思うからやる訳で、実際は丸腰の相手に敗北してばかり)。愚かさは誰でも出来ますが、優れたことは誰しも出来ない。そんな程度の強さを誇示したければ・・お腹を空かせたトラの檻にでも素手で入ってくださればよいはず(恫喝も取引も通用しなくて便利。勿論みんなが強さを認めます。)。・・・ありがたいことに、まだまだ人間の可能性ってありますから。 メディア再興、雑誌が売れるにはインタラクティブとか読者開拓ではなく、「意味深な内緒?」を増やすこと。こっそり自分達から可能性の追求って面白いけれど・・・古すぎますか?。某クルマ誌に、出会い系?広告が掲載されていて、さすがに興ざめしましたが(ほんとに広告主に困ってるのですね)。あれを載せるなら・・・折り込み付録に”避妊具”くらいは付けなくちゃ売れません(半端は駄目です)。米国かな?”Xゲーム”とかパフォーマンス系で、殆ど死人が出そうなテクニックを楽しげに駆使することは凄く良いと思うのも企画力でしょうか。日本製マシンは大活躍なんですが。

  3. 吸気圧縮膨張排気 より:

    マスコミ衰退の原因には受け手側の能力低下もあると思いますが、やはりマスコミ自体に問題を感じます。
    あくまで主観で自動車雑誌限定で言えば、スポンサーのヨイショ記事や評論家の主観的で浅いインプレ、読み捨て雑誌らしいお手軽企画等…正確では無い情報やバラエティ企画で、数は売れるかもしれませんが、本物の車好き(固定客)が離れてしまうと思うんですよね〜
    こう思いつつも真面目な雑誌や面白い(主観です)企画を打ち出す雑誌は尽く消えていった気がしますが…
    スポンサーに好かれる雑誌で無ければ生き残れない?
    入稿⇒印刷製本⇒販売と言うタイムラグがある以上、スピードではWEBにかないませんから、出来れば読み応えや正確性を前面に押し出して欲しいと思ってます。
    実際新聞等も本当に入稿⇒印刷の間にチェックされているのか疑う記事が一面に載ってしまいますからね〜
    件のプリウスの一件みたいに…
    他にも原因はあるでしょうが、やはり信用出来無い情報は買わないだろうし、読まれないでしょうね…

  4. samine より:

    生意気なことを云いますが、正直「受け手の能力」とかは関係ないんじゃないでしょうか?[E:bleah]
    単に時代がデジタル化したのであって、今や紙媒体で印刷所を通したタイムラグのある情報、数枚の写真と平凡な文章、頁の間に挟む広告といった、旧来のマスコミのビジネスモデルが淘汰される時代になったと好い加減気付くべきではないでしょうか?[E:crying]
    WEBでだってマスコミが繁栄する余地は幾らでもあると思うんですがねー[E:catface] 例えば、WEBなら動画を使って幾らでも試乗会の模様をリアルに公開できるので、評論家の主観の多いに入った記事を読んで想像力をフル稼動させてまで「理解」する必要もないし、視聴者に直接視覚・聴覚に訴えてより直接的かつ客観的に伝えられると思うんですが[E:bleah]
    今は最早マスコミの時代が終わったとは決して思いません。それどころか、マスコミはまだまだこれからですヨ[E:lovely] 時代に随いて行けない古い思考のままで「寒い時代だとは思わんか?[E:weep]」と嘆くより、よりサイバーに進化した環境に素直に馴染んで、多くの人達に「見えるぞ[E:sign01]私にも見える[E:sign03]」と感動させてこそのマスコミ、まさに「マス・コミュニケーション(大衆公報)」ではないんでしょうか?[E:wink]
    国沢先生、今度からレポートはWEBに動画を載せたり、メーカーから提供されたデーターを公開したりして下さい。旧来のスタイルが通用しないと嘆くよりも、新しいスタイルに進化していく方がよりスマートでカッコイイし、若者も見てくれると思うんですが、如何ですか?[E:happy01]

  5. ケイイチ より:

    少し違いますが、普通のクルマに備え付けてある取説なんですが、近い将来・・DVD化されたりしないのでしょうか。雑誌にもDVD付録が添付?される時代ですから、高額な買い物のクルマのことですから・・・メンテナンスなど、交換の仕方が平易に解りやすくて便利そうですが?。

  6. トレボー より:

    国沢さんはじめまして
    日本のマスコミ問題
    これは深刻だと思います
    国沢さんは毎日新聞社のwaiwaiコラムをご存知でしょうか?
    椿事件をご存知でしょうか?
    アベるは?
    麻生内閣の実績は?
    国の借金とは?
    食料自給率とは?
    TVや雑誌をよんで物事をより深く理解したことがあるでしょうか?
    面白おかしい印象論ばかりで、物事の本質をとらえようといったものは見たことありません
    自分もずいぶん長い間、某一番売れている自動車雑誌を買い続けていましたが、実際に役に立つ記事がどれだけあったか疑問です
    受けての問題などという方もいらっしゃいますが、上記の事件を知っている方は見る価値が無いと感じていると思います

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