水平対向ディーゼル

読者の方から「なぜスバルのディーゼルを取り上げないのか?」という質問を何件か頂いた。理由は簡単。現時点じゃ日本での販売計画を持っていないからだ。トヨタのディーゼルと同じであります。ちなみにスバルが日本でディーゼル車を販売しようとした場合、二つのテーマを抱えてしまう。まずコスト。普通の直列4気筒なら、シリンダー&シリンダーヘッド、高圧のインジェクション系を含め1列で良い。しかし水平対向の場合、2列必要。また、タービンを含めた排気系の取り回しだって複雑になると思う(欧州用より一回り大きなサイズになる触媒を置くスペースも問題)。これまたコストに響く。そういった点からすれば、ガソリンエンジンとの共通化を可能な限り行った上で、直列4気筒とV6の中間くらいのコストになるハズ。もちろんポルシェやBMWのような「プレミアムメーカー」なら多少高い値付けでも問題なし。されど昨今の状況を見ていると、プレミアムメーカーを諦めてしまったように思えてならない。「水平対向だから」という理由だけで高い値段を付けるのは難しいだろう。二つ目が後処理装置。基本的にトヨタと同じメーカーを使うハズ。トヨタも開発が遅れており、日本やアメリカの規制をクリア出来る触媒の完成は早くて2010年以降。スバルが先行販売する、ということは考えにくい。やれば面白いですけど……。ちなみに水平対向の大きな魅力である「振動の少なさ」は、大きなセールスポイントにならないと考えます。せいぜい4500回転までしか回らないディーゼルだと、直列4気筒でもバランサー使って完全に押さえることが可能。新世代のディーゼル、どれも振動なんか出さない。以上、私の勝手な予想であります。素晴らしいエンジンに仕上がっていれば、絶賛するかもしれません。欧州で2008年から発売する水平対向ディーゼル、東京モーターショーでも実物を出展すると思う。


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