軽自動車は危険か? その2

一昨日、軽自動車は危険性高いと書いた。すると「やはりそうですか」という意見と「今や軽自動車の安全性は普通車と変わらない」という意見をもらう。調べてみると、どうやら若い世代を中心に大きな関心事になっているようだ。なかには都合の良いデータばかり並べ「軽自動車は安全」とアピールしているサイトもあれば、軽自動車を買おうとしたら危ないから止めると言われた、等々。

果たしてどうなのか? まずデータから見ると、10万台あたりの単独事故時の死亡率は大差ない(軽商用車を含めれば50%多い)。ただし重傷を負う確率は2倍(どの程度の重傷度合いか資料無し)。ここまでで考えれば「大差ない」という結論、少し無理がある。しかも軽自動車と普通車は使われ方が大きく異なります。軽自動車の場合、1日あたりの平均走行距離は30km。

普通車だと40kmで、この時点で25%くらい普通車の方が走行距離多い。加えて島嶼部や山間地など道路環境も軽自動車は比較的速度域の低い地域多く(調べたもののデータ無し)、有利。ということを考えると、10万台あたりの単独事故での死亡率は、走行距離分だけで25%。使用環境まで考えると50%くらい多いと私は思っている。単独事故でも安全性はハッキリ劣るワケ。

他の車両と衝突した時の損傷は当然のことながら「重くて大きい物体の勝ち」。これは誰にでも解ることなので触れない。ちなみに「事故を起こす!」と認識した時点の速度を大ざっぱながら集めている資料もあり、それによると事故の95%が50km/h以下である(99%は70km/h以下)。したがって50km/h以下で衝突して無事なボディを作れば大幅に重篤な事故は減ることになる。

実際、衝突安全基準を見ると、正面が55km/h。車両と車両の前が半分ずつ衝突したモードで64km/h。したがって正面方向の事故は、個人的には許容範囲と考えている。問題は側面衝突だ。正面衝突の死亡事故を100とした年度の「出会い頭事故」の死者は130(全ての車両を含む)。今や正面から当たった時の事故より、側面衝突時の死亡事故が多い。当然ながら軽自動車の方が危険。

ということで私はサイド&カーテンエアバッグを強く推奨しているのだった。そろそろ結論を。サイド&カーテンエアバッグ付きの軽自動車なら、無しの普通車に全く負けていない。ただ装着されていない軽自動車なら、装着されていない普通車より低い速度域であっても、重篤な状況になってしまうことを覚悟すべきだ。以前も書いた通り横滑りして26km/hで電柱に当たったら厳しいです。


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