アイサイトはダメか?

スバル以外の自動車メーカーに「なぜ2つのカメラ使った追突防止ブレーキを採用しないのか?」と聞けば、口を揃えて「悪天候時に稼働しないから」と答える。メディアも鵜呑みにしているようで、アイサイトは機能的な問題を抱えていると思い込んでいるようだ。しかし! そんなこと全く無い。むしろカメラ式の方が強い。

下の写真を見て欲しい。路面に積もるような状況じゃないけれど、シャーベットのような雪が降っている状況の首都高である。おそらくミリ波レーダーの表面にシャーベット付いてデコボコしちゃったのだろう。このくらいの状況ならカメラ式のアイサイトだと全く問題なく稼働する。しかしミリ波レーダーは機能停止しちゃいます。

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「レーダー清掃必要」表示出てオシマイ

悪天候に強いとは言えまい。この状態ではプリクラシステムも稼働せず。しかも表示出たら一旦停車しキーをオフにしなければならず。高速道路で機能停止したら心配。下の写真も同じ。上よりもう少し気温低く、レーダー部分に着雪しやすかったかもしれない。でも現在最も新しい車種の追突防止ブレーキシステムだ。

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使用できません

これまたミリ波レーダー&レーザーの機能が低下してしまったのだろう。考えてみればミリ波レーダーそのものは悪天候に強くても、レーダー波を出してキャッチする部分が汚れてしまったらキチンと機能しなくて当然か。ここまで読んで「ミリ波レーダーだめじゃん!」と思った人は私の考えていることと少し違う。

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この程度ならアイサイトは余裕で稼働する

何が言いたいのか? ミリ波レーダーもカメラ式も完全じゃないということです。だったらカメラ式を忌避するのはおかしい。カメラ式を認めない技術者は単に悔しいだけ。今まで使った感覚ではカメラ式の方がずっと信頼性高い。夜間だってクルマのヘッドライトの明かりで先行車やセンターラインは識別できる。

それでも残る弱点は強い逆光ながら、アイサイトが稼働停止するほどの状況だとニンゲンの目も稼働しないため速度出す気持ちにゃならんです。むしろミリ波レーダーやレーザーの方が幅広い状況でダウンしちゃう。いや、低速で稼働する追突防止ブレーキのセンサーであるレーザーはもっと弱い。

言い訳ばかり考えているウチ、韓国勢に追い上げられる。欧州で追突防止ブレーキは標準装備化されることになたっため、韓国勢も必至で開発をすすめていることだろう。ツマラン意地を張ってないでカメラ式でも何でもイイから1日でも早く追突事故防止ブレーキを安価に装備できるようするべきだ。

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6 Responses to “アイサイトはダメか?”

  1. さね より:

    こんにちは。そうゆう議論は見たことあります。ぶっちゃけ不毛な議論だと思ってます個人的に。好きなメーカーを擁護する気持ちもわかりますし、またどちらの方式も得手不得手があり完璧にはいたってないんでしょう。かといって無いよりはあったほうがいいし、どんなに優れたハードウェアでも使う人間次第でしょ。 理想をゆえばいかなる状況でも機能し誤作動がないのがいいですけどね、現実にはそこに至ってないしメーカーもこうゆう安全装置を商売にしてますし、またメーカー同士プライドなのか?特許の問題か?協力しあうと思えませんし切磋琢磨してるのはいい事ですけど… 個人的にはメーカーや国、民族の垣根を超えて協力しあって優れた技術と技術を融合してより安全な物を開発、安く販売してほしいですが、まあ現実には無理ってものかもなあ… 車体を共有したりエンジン共同開発、供給してもらったり、車種をOEMとかするぐらいなら安全性に関する技術を共有、開発してもいいと思うけどなぁ。スモールオフセットもそうですが、ぶつからないなら関係ないといって疎かにするのはまさに愚行だし、安全装置はいくら優れようとも使う人間によりますし、優れた危険回避補助装置付きの車は素晴らしいですが、その前にシートベルトの調節機能やヘッドレスト省くのやめろ安全性軽視意外なにものでもない。とまあメーカー同士、技術開発は早い者勝ちってことで切磋琢磨して頑張ってほしいですね。でも商売もいいけどせめて国内メーカー同士、少しは技術交流するぐらいの度量はあってもいいと思うけどなぁ。無いか…企業利益は色々複雑なんだろなぁユーザーに関係なく。結論完璧でなくともアイサイトだけでなく他メーカーでも衝突回避補助装置が選択できるだけでもいい事ですね。機能も現状では無いよりあった方がいいし。キャンセル機能もあるらしいから安全意識が薄れる、必要ない機械は信用できないとゆう人にも無害ですしね。後スモールオフセット対応車種にはカタログに対応と書いてあってほしいし、早く改良して対応してくよ!かな。金かかるのかなぁ…。

  2. beat1991 より:

    いつも興味ある情報提供ありがとうございます。
    初歩的な質問ですが、アイサイトにドライブレコーダー機能を追加するのは、技術的に難しいのでしょうか
    あると便利だなと思いまして

  3. 白木 晴幸 より:

    今回の条件はシャーベット状の雪ですが、雨天の高速道路で大型トラックの跳ね上げる泥水がミリ波レーダーを汚したらどうなるんでしょうか?
    質問が悪意に満ちているでしょうか?

  4. お惣菜 より:

    10年近く前、テレ東の「ガイアの夜明け」の富士重工の今で言うアイサイトを特集してましたが、悪天候でも使えるようなことを言ってたと思います(確か雪道を走らせていました。記憶違いだったらスミマセン)。最近日産が公に発表したような、ステアリングが自動で動き、飛び出してきた障害物(鹿を模したもの)を自動で避けることもしていました。今はどのくらい進歩したんでしょうかね。

  5. nogawan より:

    国内メーカーの協力と云う点では、20年前に国交省が始めたASVプロジェクトがある。各社、いろいろなセンサを搭載した試作車を発表し、お互いに見せ合った。その成果として"不停止"の自動プレーキシステムが各社から発売された。しかし、どれもあまり売れず、メーカーはマーケットが無いと判断して、開発を止めてしまった。スバルだって社内には冷たい風が吹き付けたが、技術者は耐えて開発を続けた。アイサイトを再構築して勝負に出た。ようやく花が開き、実がなった。
    ボルボやベンツは安全を売りにして良い商売してるのに、どうしてスバルは"安全"で商売していけないのか?やるべきことを地道にやって来た結果なのに…日本人特有の妙な差別を感じる時がありますね。

  6. nogawan より:

    2月26日発売のCARトップを買い"ぷつからないテスト"の記事を読みました。三菱自動車の言い分を受け売りしてる印象で、違和感がありました。以下、列記します。
    1.カメラ式は悪天候に弱く、ミリ波レーダは悪天候下でも安定して検出…と述べてますが、今回のテストは悪天候下では行われていないし、その根拠も示されていない。この論説が不当なことは、国沢先生の上記の記事の通りですよね。
    2.「カメラ方式は…技術的にも難しくない」と述べていますが根拠が不明。例えばボルボはレーダとカメラを組合わせることで歩行者を検知可能としている。一方、三菱はレーダとカメラが付いてるのに歩行者を検知出来ない。つまり三菱は"技術的に難しくない"ことも出来ないアホ…と言うことですね。まあ、性能の低いカメラシステムなら技術的に難しくないでしょうけど・・・。
    3.ミリ波レーダは200m先まで検知可能なようですか、日本の道路状況では200m先の物体が先行車なのか否か判断はほぼ無理。この性能は日本では意味がなく、時速200キロのアウトバーン用ですかね。
    4.ダミーの障害物をほとんど検知できなかったアウトランダーを"正確に調整"された結果と言ってますが、これは歩行者を見殺しにする調整な訳で、弁護になってないと思います。
     昨年の秋につくば市でロボット・トラクタの公開デモがありました。高精度GPSを搭載して畑を無人で耕すトラクタです。障害物センサにボッシュのミリ波レーダ…ベンツに付いてる200mまで測れるやつ…が2個も付いてました。30〜40m前方の歩行者を検知し、正確に追跡してました。ミリ波レーダでも歩行者を検知可能ですが、ボッシュの技術者に"空缶が落ちてたらどうなるか?"と質問したところ、"たぶん誤検出してトラクタが停止します"…との答えでした。路上の空缶は除外するように調整する…その結果、歩行者も除外される。一方、ボルボは弱いレーダの反射波も検知に上げ、それが何かをカメラで判別し、人間ならば自動ブレーキON・・・という仕組みと推測してます。
     その他です。赤外線レーダはムーブのように水平に取付けると西日の直射日光でOUT。UP!のは斜め下向きなので西日でもOK・・・なるほど。
     小生はカメラ式の開発に携わった経歴があるので、カメラ式に肩を持つ見方かもしれません。国沢先生には信頼できる自動車評論家として、今後も公正かつ有意義な評論を期待しております。ご多忙の折、長文で失礼。

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