アイドルストップ

トヨタが新しいタイプのアイドルストップ装置を開発した。これまでスターターモーターを使ったアイドルストップ装置の場合、構造は同じ。始動時に普通のセルと同じくリングギア(一般的にフライホイールの外周にギアが付いている)に飛び込む不快な音を伴った。ミラのアイドルストップも気持ちは良くない。トヨタの新しいシステムは常時セルモーターの歯車をリングギアに噛み合わせておき、始動したらクラッチでリングギアをフライホイールから切り離すというもの。「ギャリン!」みたいな音や振動を出さないという。また電気系統の電圧下がるのを防止すべく、セル起動時だけ小型のキャパシタを併用。ライト類が暗くならないというシステムも加えた。ちなみに機能としちゃリチウム電池使うヴィッツのアイドルストップと同等。それでいてバッテリーは普通の鉛タイプだからして、コストも低く抑えられるという寸法。早ければ今年の末。遅くとも来年早々に市販されるらしい。CVTと組み合わされ、iQにも搭載されるに違いない。義務化される『JC08』モードをクリアしようとすればアイドルストップ装置が絶対必要。今年後半あたりから、各社アイドルストップ装置を続々デビューさせてきます。一番優れてるの、マツダ式だと私は思っている。

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