アクア、足回り代えるとスポーツカーにヘ・ン・シ・ン!

仕事でもデビュー当時に試乗したくらいで最近全くハンドル握っていないアクアにたっぷり乗り、しかも限界ハンドリングまでチェック出来たのでレポートしてみましょう。まず車両のスペックだけれど、ボディはボルトオンのロールケージを入れている程度。リアシートを避けているため、定員は5名のままでよい。ボルトオンでもボディ補強効果バッチリでガシッとした感じ。

サスペンションをTRDのラリー用に交換していた(4本で9万9800円)。グラベルも走れるよう、若干車高上げている。基本的にカタいけれど、スポーツユースだと割り切ればそれなりに味があって興味深い。交換しただけでアライメント調整をしていなかった。出発前に合わせ、一回目のサービス時に再調整(10mmほど車高が落ちていた)。最後は抜群のハンドリングでしたね!

アクアと言えばリアサスの横剛性が足りない感じだけれど、TRDのショックに交換し、初期アタリ付いたらなかなか良い! 思い切りコーナーに突っ込んで行ってもコントロール出来てしまう。少なくともラリー終了時点でのハンドリングは「ステキ!」と書いておく。ガンガン曲がりますからね! 乗り心地の質感の低さはネオチューンで対応出来るだろう。

最大にして唯一の弱点がパワー。走り出して1分もしないウチ、駆動用バッテリーを使い切ってしまうため、74馬力で1150kg(ラリー仕様)の車体を走らせないとならない。今回のラリーのSSは、全て登り坂。なかでもSS2/SS5は全長5kmのうち、4kmがキツい登りのユルユル曲がっている、いわゆる「曲がっている直線」。5分のSSで4分30秒アクセルはベタ踏み。

SS3/SS6も450mの登り勾配で0~400mをやるようなもん。つまり車重+体重の合計が大きくモノを言う。重いとタイム出ないレンタルカートと全く同じ傾向になるのだった。コ・ドラは65kgと軽量ながら、私は85kg! ドライバーで30kg。今回新車を満タンで貸してくれたので(笑)、ガソリンで20kgくらい重かったため、50kg重い。登り主体のSSだといかんともしがたいです。

もちろんラリーを気軽に楽しむなら全く問題無し! 下り坂なら本格的なスポーツカーだってやっつけられるポテンシャルを持つ。加えて昨年1月のタイから遠ざかっていた「ラリーの感覚」を思い出す良い機会になりました。今回アクアを大いに見直した次第。インテリアはシート&ベルトを交換している程度。アクアでもフルバケにすると雰囲気でますね! 

乗ったクルマは内装も剥がしていなかったため、静かで超快適だった。日常の足として十分使えるレベル。何より驚いたのは燃費! ラリー終わって走行距離150kmになった。最初は走行距離9kmで満タン。全開で走っても燃料食わない! 車重低減のためガソリン減らそうとしたが(アクアはガソリン抜けない)、途方も無い距離を走らなければならないため断念。

ということでアクアに乗っているなら、とりあえずTRDのショックに交換などいかがだろうか? 全く違うクルマになってしまうほど。気に入り、コーナーを楽しめるようになったら、全開上等のラリーに出場するなんていかがでしょう。今や公道で全開また全開を楽しもうとしたらラリー出場しかありませんがな。私も短い時間ながら対向車来る心配無く林道を全開できました!

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