エクリプスクロス、良いクルマながら車名呼ぶときに噛みます~

「エクリプスクロスに1週間ほど試乗してみてください」と三菱から連絡あったのでお借りしてみた。最初の「ありゃま!」が車名。発音しにくい! 電話で日程のやりとりしている時も噛んじゃいます! いろんなヒトに説明する際も車名を言おうと噛む。おそらく日本車の歴史の中で1番噛む車名だと言って間違いなかろう。皆さんなんか思い当たりますか?

クルマそのものの評価は「いいですね」レベル。これといった弱点無し。1500ccターボながら、実際のパワー&トルクは過給無し2500cc車に匹敵するため、街中から高速道路までストレスありません。乗り心地もフェチの私が「これならノーマルで乗れるかな」というレベルに届いている。アウトランダーPHEVより良いです。「これはすぐ改善した方がよい」と思う項目も見つからず。

高いと言われている(私もそう書いてきた)価格だけれど、実車を見るとけっこうボリュームある。考えてみたらベースはDセグメントに属すアウトランダー。そいつをCセグメントにダウングレードしているのだけれど、ボディ前半はまんまアウトランダーだ。C-HRもヴェゼルなどと比べられ「高い」と言われているが、C-HR以上に大きいクルマなのだった。

200万円台後半という価格、内容を考えたら妥当なんだと思う。しかし! 安いか高いかはお客さんが決めること。スタートで3000台売れたものの、翌月に800台になった状況を見るとお客さんは納得していないんだろう。思い返してみたら、RVRなんかもライバル車と比べたら十分高かった。むしろスバルXVなどが安いのだ。XVも同じCセグメントです。

なぜ800台になってしまったのか? 客観的に見れば理解出来る。益子社長が眉毛の形状通りしかめっ面でクルマを売ろうとしているからだ。クルマを買うときは誰だって楽しい。ムカシの三菱自動車のように楽しさを見せてあげたら今のエクリプスクロスの価格だって適切なんだろう。三菱自動車はもっと明るくなった方がいい。基本的に楽しい会社なのに。

益子さんは苦境から脱出させるという素晴らしい「守り」の能力を持っていた。けれど「攻め」には向かないと考えます。そんな中、映画『空飛ぶタイヤ』が始まっている。あの物語、見たら”ほぼ”全員三菱という企業の体制に嫌気さす。企業の信用を根底から覆す酷い話ですから。酷いネガティブキャンペーンだ。益子さんは社員に乗ってくる重圧を解消出来るか?

このままだとドンドン活力が無くなってしまいそうだ。そういえばエクリプクロスの自動ブレーキ、三菱車じゃ見たことの無いセンサーを使っている。月曜日、どこのどういったシステムなのか聞いてみようと思う。トヨタやスズキと同じレーザー+カメラ式かもしれません。だとすれば少し物足りない? いずれにしろ三菱、大きくイメージチェンジした方がいい。

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