カンペキ崖っぷち!

GMとフォード、クライスラーの状況はますます厳しくなりつつある。特にサブプライムローンの問題で、ビッグ3の大きな収益源になっていた金融部門が大きなダメージを受けてしまった。加えて肝心の自動車ビジネスの方も、恒常的なガソリン高騰の流れを受けて極めて厳しい情勢。特に燃費の悪いクルマは中古車市場で不人気。結果としてリセールバリューも悪くなってしまっている。燃費の良いクルマに乗り換えようと思っても、下取り査定が低くてなかなか動けないのだ。リース販売の場合、リセールバリューの悪化は自動車メーカーの収益に決定的な影響を与えてしまう。日産も米国のリース販売部門の赤字によってルノーが支援に乗り出すことになった。そう遠くない将来、ビッグ3は抜本的な経営の見直しをしなければならなくなるだろう。

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