キーを作ってください

何回か「認知症の人がクルマを運転しないよう家人はキーを保管しておいて欲しい」と書いてきた。もちろん今でもそうすべきだと思っている。ムスメの勤務先のディーラーに、週に何回か御老人がやってくるのだという。用件は「キーを無くしたようなので作って欲しい」というもの。「作ってあげればいいじゃない」というと、そうもいかないらしい。御老人は認知症を発症しているため、クルマを運転しないよう家族の方がキーを保管しているそうな。認知症になると状況判断能力も弱くなってしまう。キーさえあれば運転できると思うのだろう。逆の見方をすれば、クルマの運転をしたいということ。クルマ好きとしてその気持ちは痛いほど解ります。私も同じ状態になったら、同じことをするかもしれない。商売っ気の無いムスメなので、時間が許す限り御老人の相手をしているようなのだけれど、最近は「どうにかしてあげられないのか?」と、かわいそうになってきているようだ。認知症の御婦人にお化粧してあげると凄く喜んでくれるため、そういった活動をしている団体もあると聞く。クルマ好きの認知症の方を、カートのようなものに乗って頂く活動は出来ないモノだろうか。カートなら衝突しそうになった場合、無線でパワーをカットする装置も取り付けられる(アメリカのレンタルカートは安全性確保のためこの手の装置が付く)。皆さんいかが考えます?  というか自分がそうなった時のことを考えてしまってます。

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