ゴルフ7

新型オーリスがデビューした際「競合する欧州車を走りで凌駕した」と言っていた。欧州車とはゴルフ6のことである。どれどれ、とばかりオーリスのハンドルを握ってみたら、全ての評価項目でゴルフ6に届いておらず。このクルマでゴルフ7と勝負出来ますか、と聞いたところ驚いた。ゴルフ7はダメなクルマだというのだ。

何でもゴルフ7の開発テーマは低コスト化で、安いリアサスペンションを使ったりしている。燃費改善やコストダウンに成功してるかもしれないが、ハンドリングや乗り心地が落ちると思っているらしい。正直なトコロ「大丈夫か?」。今までVWのフルモデルチェンジを25年間見てるけど、走りでレベルダウンしたことなし。

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そのときはゴルフ7に乗っていなかったので話を聞いておいたけれど(トヨタがいち早く試乗チェックしてたかもしれないし)、2日間タップリ試乗した今ならハッキリ「ゴルフ7はゴルフ6を全ての面でしのいでいる」と答えたい。というかゴルフ6どころじゃなく、走りの質感などベンツの新型Aクラスを余裕で凌ぐ。

乗り心地滑らか。新開発の1,4リッター4気筒ターボエンジンは低い回転域から太いトルクを出し、アイドルストップの再始動ストレス無し。大幅に軽量化したため、実用燃費は大幅に向上したという。今回も120km/h前後の巡航で18km/Lとモンク無し! さらにアップと同じ自動ブレーキ付き。

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しかもこのTOPをホテルで書いている最中、ヨーロッパCOTYが決定したという(2位は86でした)。ヨーロッパCOTYはドイツ車に厳しく、2010年にポロが受賞した時はVWにとって18年ぶり2度目だった。ここにきてVWのクルマ作りは世界規模で高い評価を得ている。韓国車以上の脅威だと思います。

オーリスでは全く勝負にならず。フィットベースの欧州シビックも厳しい。次期型アクセラがどこまで頑張れるか、でございます。ちなみにゴルフ7は日本でも今秋発売予定となっている。プリウスと同等レベルの価格設定になれば、日本車から乗り換える人も出てくるかもしれません。試乗記は近々。


6 Responses to “ゴルフ7”

  1. アミーゴ5号 より:

    昔は鉄板接着、最近ではレーザー溶接で比類なき頑強なボディを組み上げるVW。そのボディは、あたかもスターロンやシュワちゃんの全盛期の肉体みたいですよね。
    ただボディが硬い分、ブッシュやマウント、サスには負担がかかってへたりやすいでしょう。(もともと消耗品扱いのようですが)
    日本車が得意な経年劣化については、VWをはじめとするドイツ車は、苦手分野だとお見受けします。
    世界のお国柄によっても、評価が分かれそうです。

  2. かず より:

    いまだに数多くのトヨタディーラーは、VWを販売してますね。

  3. 4-4-2 より:

    初代ヴィッツRS、先代オーリスRSからゴルフV GTIに乗り換えましたが、残念ながら質感や安全性ではトヨタの完敗かと思います。
    確かに燃料がハイオク指定であったり、異常にドアが重かったりもしますが、乗り換えて後悔した事は一度もありません。
    自分はハッチバックが好きなので、現行アクセラやインプレッサなども乗り比べたのですが、ド素人の自分でも分かってしまうシッカリ感や安定性、エアバッグの数なども決め手になりました。
    自分のV型よりもさらに燃費のいいⅦ型、国沢さんのお墨付きなら乗り換え候補です。

  4. Rotarycoupe より:

    驚きました。FFのリアサスをコストダウンしたくらいで乗り味が悪くなると、自動車メーカーの人間が本当に思っているとは。確かに安いリアサスでジオメトリーの変化を最適化するには膨大な計算と実験が必要だとは思います。IRSにしたほうが開発の最後までセッティングで煮詰める余地があるので、設計者としては楽でしょう。でもだからといってVWをなめてくるとは、、、自分たちにできないことは、VWもできるはずがないと思ったのでしょう。危険です。そのような口先のエンジニアが増えてきたら、いよいよ日本はアブナイ。
    ところで86が2位ですか。日本ではなんやかんや言われていますが、世界的にみればもの凄いコストパフォーマーなんでしょうね。86のMTを新車で買って80歳くらいまで乗り続けたら、凄くカッコの良い生き方なんだろうなと最近思うようになりました。そんなことを想像させるだけでも存在価値のある車です。おめでとうございます。

  5. オロネロ より:

    ポロを買って1年ちょっとですが、もうゴルフ7に心惹かれています(笑)
    すでに「良さそう」という印象を持ってますが、
    インプレを拝読してますます「欲しい!」という気持ちになりました。
    もちろんすぐには買えませんが。
    オーリスはいわゆる、プレミアムコンパクトクラスと認識しております。
    国産にはそもそも2〜3車種しか存在してないですよね?
    マツダのベリーサは立ち位置が中途半端(デザイン微妙、システム古い)で、
    オーリスはとにかくフロントが格好悪いし、これと言った「売り」を感じません。
    ライバルを研究するのも良いですが、
    後追いのマネだけでは、追い越すどころか追い着くことすらも出来ないと思います。
    トヨタが勘違い(最近のデザインやこの記事にしても)している限りでは、永遠に無理ですね。
    少なくとも現時点では、オーリスなどよりもゴルフに圧倒的に魅力を感じます。

  6. 白木 晴幸 より:

    見る人によっても評価基準は変わるでしょうが『元祖・台形ハッチバック』のゴルフを甘く見てはいけません。
    少なくとも日本車でゴルフに勝るクルマはないですね。

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