ショーワとKYBのダンパーの錆びは?

ダンパーの錆の件、多くの人から「自分のクルマは大丈夫か?」と聞かれるので、いろいろ調べてみました。ダンパーは下のような形状をしており、左が上。シャフトだけ上下して振動を減衰するという重要な仕事をする。走り出した後の車体の動きは、80%以上ダンパーだけでコントロールされていると思っていいだろう(残りはタイヤとブッシュ、車体の変形であります)。

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ダンパー本体のシール部分は下の下の写真のようになっているのだけれど、ここにゴミなど入らないよう金属か樹脂のキャップが装着されている。下の写真ではシール部分見えない。この金属キャップを外すと、ダンパー本体が見えるのだった。逆に考えれば、見えないシール部分の錆はダンパー外側から見ても解らない。ということでいろんなダンパーをチェックしてみました。

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下は86/BRZ用のショーワ。金属キャップ外すと、防錆性能の高そうな金属を使い、さらにベタベタしたワックス状の防錆対応を行っている。金属キャップを被せておけば”ほぼ”錆の心配はないと思う。スバルの場合、伝統的に足回りの防錆性を徹底して追求している。融雪剤が撒かれた雪道を走ることを前提としているため、何ら心配ない。ショーワのダンパーは全般的こんな感じ。

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続いてKYB。喜多見さん曰く「性能ダメダメのKYBながら作りの良さは世界トップレベルだから問題ないと思います」。古いタイプの使用済みダンパーあったのでキャップを取ってみたら、なんと! 塗装までしてあった~! 錆びの類いは皆無に近い。KYBの品質、素晴らしい! これでマトモに動くダンパー作ってくれれば最高なのに。KYBのダンパー使っている車種は無問題。

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古いTRD(KYB製)のダンパーもあったのでカバーを外してみたら、これまた錆びにくい材質を使い、防錆加工してあった。やはり問題ないと思う。ショーワもKYBも見えない部分ながら仕事が丁寧。世界一の部品こそ作れない我が国ながら、信頼性の高さからすれば大いに納得できる。TEINの藤本さんからも連絡あり「錆を見て驚きました。信じられない処理ですね。ウチは入念に防錆対応しています」。

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改めてオデッセイに使われている韓国ザックスである。傷だらけの柔らかそうな金属の上、防錆処理を全く行っていない。下はほとんど新車の韓国ザックスながら、すでに錆びている。融雪剤掛かれば厳しいだろうことは容易に予想できます。調べてみたら防錆処理するとダンパー1本あたり20円程度のコスト高になるそうな。もしかしたら80円のコストダウンのためこうなった?

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ということで国産ダンパーを使っている人たちは全く心配ありません。今後、オデッセイ以外の韓国ザックスもチェックしていきたいと思う。


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