スズキが買収される?

私のWebサイトを読んでくれる方はリベラルでレベルの高い人が多いと思っている。それでも半分くらいのコメントは日本車完全援護だ。というか日本(自分)の視点で物事を評価している感じ。確かに日本市場だけ考えるなら日本車は強い。でも海外で通用すると思ったら大間違い。
お花畑思想は止めるべきだ。

私だってアベオが日本でヴィッツ並に売れるなんて思っていない。けれど海外では違う。日本じゃ絶対売れないだろうメトロがGMブランドならアメリカで年間10万台以上売れる。アベオならもっと売れるだろう。そのマーケットは基本的に日本車が強かった。メトロも日本車だし。そこから持って行かれるということです。

日本車最高の感覚で「ヴィッツの方が良い」とか「i30よりシビックの方がよい」と思っても、世界では通用しない。それと同じことをスズキのVW交渉担当も考えたのだろう。ドイツに限らずヨーロッパで最も発行部数の多い週刊誌『シュピーゲル』は最新号でVWがスズキを買収しようとしているという記事を載せ
た。

日本の週刊誌より記事の確度は高い。もう少し彫り込めば、ドイツ人の多くが「だったらスズキを買っちゃえばいい」と考えてる、ということです。スズキの時価総額は9000億円。現在VWは19,9%/1800億円分の株式を持つ。少し買い足し、20%にすればVWがスズキを商法上の持分法適用会社に出来る。

本来、VWとスズキの契約は友好的なモノであり、19,9%を超えないという内容になっていたことだろう。しかし今回はスズキが三行半を突きつけた。法的には19,9%ルールを含む契約の一方的な解約ということになることだろう。実際VWは「契約は無効になった」
とシュピーゲル誌にコメントしている。

9億円分(0,1%)の株を買い足すだけで20%になれるワケです。参考まで書いておくと
9月16日のスズキの株式売買代金は39億円。9億円分の買い足しなど容易。おそらくTOB(この場合敵対的買付)を掛けられることはないと思うけれど、さらなるスズキ株の買い増に動き出す可能性も考えておかなくちゃなるまい。

そもそもスズキって健全な財政状況にあるため、株の買い足しで損する心配なし。いずれにしろ今後の展開はVWの圧倒的優位になることだろう。VWも悪意を持っているワケじゃないと思うが、ポルシェを買収した顛末を見ても解る通り、納得できなければ自分の意志を貫こうとする。ややこしいことになった。

・ECOカーアジアは「リーフRCは楽しかった

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16 Responses to “スズキが買収される?”

  1. 団塊eurasia より:

    ビジネス、特に欧米では食うか食われるかの非情な世界。 スズキが日本的な友好提携契約をしたのにVWに裏切られたとでも考えているとしたらおお間違えです。
    他の日本車メーカーも含め、VWや好調に輸出を伸ばす韓国車に負けないよう魅力的な車(特にデザイン)を作ってください。 技術的には日本車はトップレベル(特にマツダのスカイアクティブ等)ですがデザイン的には魅力のある(買いたくなる)車がない。 特にマツダの現行デザイン(nagare、shinari)は自己満足であり、フロントの目つきの悪さも含めて最悪です。 がんばれ日本車メーカー、負けるな日本。 奮闘を祈ります。

  2. さね より:

    正直、日本人としてはVWに対して嫌な感じだし買収なんかしないでほしい。ドイツ人にしてみれば、スズキを傘下に入れたらトヨタを抜いて世界のトップ3になれるビッグチャンスだし、EUはいろんな国が破綻しかけてるので、四の五のゆってる場合じゃないだろうから、買収しかける気もしますが、民族意識や今の日本の情勢、政府レベルでの政治的なものも含まれそうだし、どうなるんですかね?反感を買ってまではしないような気がしますし、もう一度、腹割って話し合うのがベストな気がします。スズキに対して牽制みたいな気も…。アナリストじゃいので分かりませんけど。VWの野望かEU経済からくる焦りなのか? トヨタが出てくるのか?案外トヨタが出てくるような気もしないでもないです。スズキのカリスマにしてみればVWよりトヨタのほうが、交渉しやすいし、したたかにいきそうだし。もしVWが買収したら日本車も大きな帰路に立つんでしょうね。日本人としてはスズキの自主独立を成し遂げてほしいです。その上でVWと仲良く世界の覇権を握りにいくことがいいなぁ。日本車も変わるだろうし、世界と戦える新しい日本車基が誕生するなんてことに…ならないか?

  3. ドン より:

    これまでの日本は『日本品質』を売りに輸出で成功し、それを継続し続けていると思います。
    しかし、それが今通用しなくなってきている。
    確かに日本の技術、品質は世界一だと思いますが、世界に通じる共通の価値観とは限りません。
    携帯電話でも、液晶テレビでも日本はガラパゴス化といわれ結果が出せず仕舞。
    現代自を初めとする韓国企業の躍進の理由の一つは、初めから世界をマーケットに物造りを行っている点にあるのではないでしょうか?
    1989年を境に世界の経済構造が大きく変わった事に日本人も早く気が付くべきです。
    私見ですが、あと10年弱の間は日本はもがき続けるでしょう。
    その後は少し楽観視していますが、その間に日本は何を得て何を失うのか。

  4. B.Y より:

    時々身内からスプラッシュを借りて乗ると素晴らしいって感じてます。
    スズキの経営者の方には嫌な事なんでしょうが、VWに買収されたらってワクワクしちゃいます。
    オペルと組んでて軽四丸出しだったスイフトがあんなに良くなってスプラッシュも出来たなら、VWと組んだらどんな良い車が出来るんだろうと。

  5. COLT より:

    早速期待したいのはVWの軽です。
    鈴木修さんのコストコンシャスな所を否定した軽。
    スズキのプラットフォームに手を加え、コペン並のプライスでVWのバッジを付けて売る。
    軽なんだからこの程度で・・・・・と今までスズキに洗脳されていた我々に新しい価値観を見せてほしいです。

  6. 真鍋清 より:

    ウーン、スズキの場合パートナーはやっぱりフィアットだろうか。
    個人的に他の多くの方々が言われている通りマツダと組めば「ガラパゴス化を免れた純国産連合」として貴重な存在だと思うがマツダにそこまでの視点があるか、経営風土/ビジョンの点で行き違いはしないか―手放しで現実的な組み合わせとは言いにくいだろう。
    VW側の気持ちを代弁するに、同グループの経営ビジョンはかつて1990年代末のピエヒ会長の時代以来以下のように組まれており、
    ★VW→ライバルはメルセデス:品質的にメルセデスに匹敵、場合によっては凌駕する製品を中産階級の手に届くリーズナブルなプライスで提供する
    ★アウディ→ライバルはBMW:グループ内のプレミアム性、ハイテク面のリーダー
    ★セアト→ライバルはアルファロメオ:中小型車分野にドライビングプレジャーを吹き込む
    ★シュコダ→ライバルはボルボ:信頼性とバリューフォアマネーで覇権を築く
    というブランド戦略が展開されてきたはずだ。
    そうした文脈で言えばスズキなど「ライバルは韓国のデーウに日産ルノーの激安車ダシアロガン:低コストを徹底させて新興国戦略の武器にする」という位置づけだったこともなきにしもあらずで、VW側に自社のあらゆるテクノロジー開発を封印されて安手な作りを強要され、身ぐるみ剥がされるぐらいならVWから離れたほうがマシと考えた可能性もありえないでもないのだ。
    事実VWというメーカーは技術開発面、次世代モータリゼーションの倫理面で世界の覇権を取るリーダー的存在であることは十二分に認めた上で唯我独尊の色も強く、支配下に収めたメーカーへのコントロールが人一倍強いのもまた事実なのだから!

  7. 下澤 淳 より:

    新型ヴィッツは実際に内装見ましたけど、コストカットし過ぎです。見えないところでどれだけコストカットされてるか分かったもんじゃないので怖くて人に奨められないですね。いくらプリウスの大ヒットでブランドイメージ高めたからといっても、中に乗ると駄目車のオーラがひしひしと伝わって来ます。現行日本価格では高すぎると思います。買った人には悪いですが、見る目ないですね。海外では激安バーゲン価格で売らないと厳しいんじゃないでしょうか?トヨタのブランドイメージを落としかねないのでそれが心配です。
    一方VWですがコストの掛けすぎです。ドイツ的な車に価値を見出して貰うための積極展開にも感じますが、日本車に対して製造コストが掛かり過ぎています。同じ台数なら確実に利益でません。最初の一台として長きに渡って所有した時の修理代や消耗品のこと考えると、ドイツ車が半数以上のシェアを獲得するとは思えません。だいたい発展途上のアジア人の使い方は荒っぽいので、日本人の私でも故障に二の足を踏むドイツ車が世界を席巻するとはどうしても思えないです。トヨタにはランクルがありますし、壊れない中古車で日本車のブランドイメージは高いです。世界で一番道具として優れている車を出し続ければ大丈夫だと思います。仕事のパートナーは日本車が一番、これだけは死守すべきです。

  8. 小林 英弘 より:

    私は国沢さんの様に「クルマ業界に関する森羅万象」に精通している訳ではありません。あくまでも日本の地方都市のイチ庶民としてコメントしているだけです。それに仕事柄、日々、非常に泥臭く生臭い市民生活のあれやこれやにかまけて格闘しているだけに、尚更、国沢さんの様に「世界市場のい動向を見据えたクルマ業界の有り様を俯瞰し思考を巡らしコメントを発する」事は出来ません。それは「能力の差」云々ではなく単に「職業としている分野が異なる」からでしょう。例えるなら国沢さんが「明日の世界のクルマ業界に置ける日本勢は…」と思いを巡らし原稿を執筆しているまさにその時、私は「今、俺の目の前で国保税最低額19,100円が払えないと悲痛な表情で俺を見つめるこの人をどうすればいいのか?」と思いを巡らしている…、単純に言えばこの違いが国沢さんの期待と私のコメントが合致しない理由です。
    そもそも「国際市場」というモノ自体、誕生の起源をたどれば「16世紀から始まった西欧列強諸国の世界各地への進出」⇒「「その時点で西欧諸国より「たまたま」文化的発展が遅れていたアフリカ諸国や南北アメリカ大陸やアジア各国」への容赦ない侵略と虐殺、それに続く支配とその副産物としての侵略地特有の特産物の搾取と売買」、となるでしょう。
    つまり「国際市場」というモノを創り上げたのは西欧各国(含むアメリカ)であり、その「潜在意識」は21世紀の現在も連綿と続いている、という事でしょう(かつて日本が「『エコノミックアニマル』と非難されたのも彼等西欧各国(特にアメリカ)の潜在意識において「自分達が戦争で打ち負かし政治経済文化あらゆる面で支配しコントロールしていた筈の奴等が歯向かいやがった!」とヒステリックな拒絶反応を示したのがいい証拠でしょう)。
    要するに日本のメーカーが日本国内だけで商売している分は何ら問題は生じないが(せいぜい国内の他メーカーと小競り合いする程度)「いざ海外に打って出て他国にも商品を売ろう!」となると、そこに待っているのは欧米各国が長い長い歴史を経て築いて来た『俺達のルール』が待っている。そこで勝負するなら「日本国内だけのローカルルールは有効な武器にはならない」と国沢さんは仰っているのでしょう?
    となれば今以上に日本の各メーカーには「海外市場で(=アウェイ&地元ルールで)勝負する」事に対しての再認識&更なる危機感&意識改革が必要なのでしょう。となれば私の様なしがない地方自治体職員が言える事はこれしかありませんね。「ホンダ頑張れ!VTECブチかませ!(笑)」
    以上、長々と駄文で失礼しました。

  9. scipio より:

    いつも興味深くブログ、そして自動車雑誌での記事を拝読いたしております。
    修士課程で法律学(民法・会社法)を専攻している者です。
    僭越ながら、ブログ記事における株式に関する用語法について、いくつか気になる点がございましたので(余計なおせっかいかとは思いますが、このブログ記事は公に縦覧されているされている文章でもありますので)、言及させていただきます。
    まず、これはスズキとVWの契約の条項がどうなっているのか不明なので正確なところはわかりかねるのですが、少なくとも日本の会社法上はVWがスズキの議決権又は発行済み株式総数の20パーセント以上を握っても「支配株主」とは申しません。一般的に「支配株主」は議決権の過半数を握る株主のことを申します。
    次に、TOBは敵対的買収ではなく、単に株式公開買い付けを意味します。

  10. さとう より:

    長期的に見て、良い流れなんじゃないか?って思うのですが。
    先が長いとは思えない、スズキそのものである鈴木修氏の後継者が不在という状況下で、迷走する前にちょっかいを出されて良かったと感じるのですが。

  11. 国沢光宏 より:

    scipioさん。修正しました。
    こんな感じでどうでしょうか?

  12. ケイイチ より:

    失礼いたします。
    スズキからのOEM供給車スクラム(MAZDA)を
    使っており、とても丈夫で働き者な軽トラぶりに感心
    しております。
    VWには・・社会の底辺に属する車両ってなさそう?
    ですが、クオリティとかの高級感から離れた商品には
    それなりの存在意義や魅力〜も豊かで面白い。
    こうした範囲を?どう捉えているのか知りたいですね。
    ・・・ちなみに最近は田んぼで稲を積む姿・・軽トラ
    最高。 もしVWが、スイフトなどよりも?こうした
    車両に目をつけてたら・・面白い人達(好きになりそ
    な柔軟さ)なんですがね。
    田舎丸出しの私の主観からは、国際市場だの世界展開
    なんてスケールは・・ややこしいだけ。
    外国にも面白い奴らがいる!!大会社も遊び心あり。
    そんなVWの重役を招待して、秋の日本・・海や山へ
    釣りだキノコ狩りだとキックオフ!!なんですが。
    惜しい・・単細胞な自分と同次元な企業ならなあ・・。
    テンロクで税金面から言えば重いし、1,5で勝負し
    たらと考えちゃうスイフトスポーツもパワーとトルク
    の最善バランスではいたしかたないのでしょう。
    VW社との提携後にデビューした質感向上モデルには
    いまや中途半端な印象の1,6〜1,8排気量クラス
    の救世主のように見えましたが・・儚かったですね。
    まあ・・エコノミストの理想集団みたいなVWには、
    効率や新技術を駆使した展開のビジョンも明確なはず
    ・・そうなると浪花節なのは日本のスズキか・・。
    将来的な展望で、日本のクルマ社会及び輸出面に於け
    る発展が必ず衰退すると読むのなら、元気が良い内に
    懐柔するか買い取るか(魅力的な技術や小型シャシ)
    これからの試金石とも思える英断を、さらりとやって
    のけようとしてるんでしょうね。
    シュテルン・ビルトだと・・あちらの言葉で星座の事
    らしいんですが。
    戦後・・日本国内で培われた自動車産業の各社はまさ
    しく星座の星々。 そのどれかが欠けるるのは厭です
    からねえ。   
    牡牛座の散開星団も変光星や星雲も、決して大きい
    輝きとは限らないけれど、夜空に光っていて欲しい。
    (ただ・・遠いだけかな)
    1980年代の後半に仏旅行した時のこと・・・
    パリダカ真っ盛りのころで、街中のいたるところに
    砂漠を走破しそうなオフ車の姿。
    さすがにスタートする本国です。
    ただ、大半が外国製で・・一見どこのメーカーかも?
    判別しきれないものの、華やかな都に絵になるバイク
    を撮りまくった覚えがあります。
    シャンゼリゼ通りのプジョー社が、後に強力なライバル
    になろうとは気づかずに・・・。
    日本にも・・あんな熱心な頃があったのですが・・・
    ティエリーサビーヌ亡き後の趨勢は激しかったのかな。
    クロカン四駆が平気で黒煙吹いて走っていたのを
    早くクリーン化してほしかった(いまなら放射能なみに
    扱われそう)。
    そのVWが、どこぞの遊牧民の名を冠するAWD投入で
    パリダカ連勝。
    あのあたりで終わっていたのかもしれません。
    とにかくVW・・けっして嫌いじゃない。
    新興国勢の安全性に疑問が残る新車発表の度に思う・・
    国際的な技術の安定化。 それにはVWのような手堅い
    グループの台頭は避けれないんでしょうね。
    私はスズキの楽しいリッターバイク好き故に・・惜しい。
    クルマも・・生き様の美しさのみ求めたい・・のですが。
    台風15号で田んぼが心配(農!!)。

  13. AntiBubbleGeneration より:

    スズキにとって最大の懸案である後継者問題が解決するならVWによる子会社化も一つの手であると思います。なんせ、高齢の現社長が戻らざるを得ないほど人材不足なんですからね。
    ある程度の自主経営する自由が確保できて、生産上の効率化が図れるなら、かつてのマツダみたいに1/3以上の株を持ってもらってもいいんじゃないかと思いますよ。
    ここからは国内の自動車メーカー全般に対してですが、デザインの悪さはなんとかしたほうが良いです。車種ごとの統一感もありません。
    その中ではマツダと三菱はデザインに気を配っていると感じます。小規模メーカーだからこそやれることなのかもしれません。マツダはデザインテーマが明確で、それに沿った車を作っていますね。靭(SHINARI)のコンセプト車なんかかなり気に入っています。

  14. ケイイチ より:

    失礼いたします。
    実際のところスズキを買収したからといっても、
    VWが即座に潤うメリットなど・・具体的な利益
    はないような気がしますが。
    最大の特徴は、二輪部門を持つことではないですか。
    BMWをみますと、世界屈指の二輪メーカーであり
    低公害で省スペース、快適で機動性まで高い乗り物
    の未来像そのものと思います。
    近い将来、クルマだけでは行き詰まる日が到来する。
    そんな時代を見越して、小型車どころか2〜3輪で
    移動する新規格のコミューターは、都市交通に於け
    る必須の乗り物になるでしょう。
    その時になって開発するには遅すぎる・・・・。
    BMWが意欲的なスクーターを発表したのは記憶に
    新しいところですね。 欧州アウトバーンでさえも
    AT感覚で快速、これまでにないユーザーを獲得で
    きる可能性。 世界的な自動車生産縮小と低公害の
    パワートレインは2気筒から単気筒、遂には電気で
    走行する本格的なイノベーションは間近です。
    新興国で4輪車が急増しても、不安定なインフラに
    破綻は早く訪れる。実際、石油資源の枯渇した場合
    燃料の確保は途上国や新興国ほど困難でしょう。
    その時、不動になるクルマは続出し、再び民衆には
    移動手段として性能の安定とリーズナブルな価格の
    車両に移り変わるでしょう。
    電動でなくともアルコール燃料の小型で効率を極め
    た内燃機関。 そんな将来のための布石。
    スズキの小型車生産の技術もですが、二輪部門には
    ひそかに期待しているのではないでしょうか。
    仮に想定される事態で、世界中で移行できる品質と
    基盤を確定されるのは・・ホンダ、スズキ、BMW
    の3メーカーが名乗りをあげそう。
    相変わらず紛争、テロリズム、巨大災害などが渦巻
    く不確実な世界の情勢。 個人のクルマ所有が叶う
    夢のような豊かさは・・・今だけかもしれません。
    近未来には、見慣れないクルマ社会が出現するかも
    しれませんね。
    私たち日本人は普段・・慣れてしまっていますが、
    実際はクルマを購入し維持する生活というのは負担
    も大きいのです。 東北地震では大規模なインフラ
    の崩壊で脆さを露呈しました。
    下手をすると走行する道路もない・・・。
    最小限のサイズ、冠水など平気で対候性が高い車両。
    次世代の世界基準となるビークル研究は大切な課題
    なのではないでしょうか。
    スモールサイズは当然、SUVも災害や異常気象に
    強い。 新たな燃料や動力の模索はそれ以上。
    常に先手を打つ、VWが目指す将来像は・・・・
    スマホ並みに扱える?マルチ・ビークルかも。
    小さな巨人スズキを得る意味とは幅広いのです。

  15. scipio より:

    記事の改訂、ありがとうございます。

  16. 猫の手 より:

    VWがスズキを傘下にするのってそんなに悪い話でしょうか?
    今のところスズキの経営状態は悪くは無いですが将来的には一社単独で生き残るのは難しいと考えます。
    最近の話ではスバルがトヨタと組んだことを悪く言う人もいますが、それが実ったからこそスバルは倒産を免れ、部品の共有化でコストを下げられた。
    売れない軽自動車部門を止める事によって車種整理が出来て採算が取れる車種への効率の良い投資が出来るようになった。
    家電のパイオニアを見れば分かりますが、いくら性能が良いものを作っても売れなければ意味が無い。
    いくら奇麗事を言っても企業である以上利益を得るのは当たり前のことであり、そのためには開発費を抑えるためにプラットフォームの共有化、部品調達の共有をするのは当たり前のことです。
    今回の件でVWが敵対すればスズキの得意とする小型車分野で強力なライバルとなるでしょう。
    スズキのテリトリーの東南アジア、インドへいずれVWは来ます。
    自社で開発したハイブリッドもディーゼルも無い、そのような状態で世界レベルで戦えると思っているのだったら甘すぎます。
    たとえ傘下に入ろうとディーゼルやその他の技術を取り入れれば良かったのにと思います。
    今でもミッション関係などは他社からの購入なんで取引先が変わるだけのことでしょうに。
    自社開発は得意な分野のコンパクトカーに絞り、中型車以上はVWのプラットフォームを使い開発すれば余分なコストも不要となり無駄が無くなるのに。
    現にキザシやエスクードが利益の出る車なのですかね?
    スズキとVWの棲み分けは十分に可能だと思います。
    トヨタに助けてもらったスバルと、VWと袂をわかったスズキ、最後に笑うのはどちらでしょうか?

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