スズキとVW破局か?

スズキのVWの件、どうやら様々な場所で話題になっているらしい。スズキも情報を発信しなければならない、と考えているようで、日経Webの鈴木修社長ブログでは「スズキはVWの言いなりにならない」といった内容になっていた。表に出ているコメントだけでまとめれば「スズキはVWと対等の関係である」。

つまり契約時点ではスズキとVWはイコールパートナーであるという約束だったのに、最近VWがスズキの傘下
のメーカーのような扱いとしていてアカンという。スズキは美味しいトコロだけで付き合えたGMと同じような関係をイメージしていた、ということになります。だとしたらスズキが戦略を間違えたワケ。

ちなみに2009年12月9日に発表された提携のニュース、TOPで9月22日に一報をお
伝えした。VWはスズキの発行済株の19,89%を持っており大株主(2番目は4,66%)。ある程度イキオイのある発言をするのはやむを得ないと思うのだけれど、許せないのだろう。スズキがそう考えているなら破談です。

9月22日のTOP

スズキは業績好調。VWも様々な国や地位で順調に現地化をすすめており、もはやスズキから得るものは少なくなりつつある。VWの2009年といえばドイツ中心のメーカーから世界規模のメーカーになるために行っていた大変革の真っ最中。インドで暴れるアクティブなスズキが超魅力的に感じたのだろう。

ただVWも単独でインドに進出し、大健闘。日本のメーカーが「どうしてこんなに安くできるの?」と驚くような価格を付けてきたポロを発売。VWにとって残るのは、インドネシアを代表とした東南アジアくらいになった。スズキの技術やノウハウ無しでやっていけると思う。スズキが今の気持ちのままなら提携の意味無し。

スズキの課題は電気自動車を含むハイブリッドとディーゼル。電気自動車とハイブリッドに関して言えば、2015年くらいから電池が安くなりそうな流れになってきたため、VWと切れても問題ないかもしれない。問題はフィアットから購入することになったディーゼル。大がかりな技術投資と工場投資を必要とする。

その場その場で契約するという手もあるだろうが、次世代規制であるユーロ6クリアのディーゼルを安く仕入れられるか見通しは付かない。個人的には以前から書いてきた通り、マツダとガッチリ手を組んだらいいと思うのだけれど‥‥。スズキとマツダが組んだら相当強いと考えます。

・ECOカーアジアは「なぜ需要少ないハイブリッドを開発するの?

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4 Responses to “スズキとVW破局か?”

  1. COLT より:

    鈴木修さんは「長い物に巻かれろ」ではなく「長い物を巻き込め」なタイプだと思います。
    何かに付けてウチは中小企業企業だから・・・と言うのはVWには通じないんでしょうね。

  2. samine より:

    分不相応な考えのスズキに非アリというご意見、尤もです[E:angry]
    だいたい、今のVWグループはトヨタでも敵わない相手ですからネ。勝ってるのはある意味特殊な市場である日米のみという有様ですから[E:shock]
    スズキに限らず日本の自動車メーカーは落ち目真っしぐら、いや日本の国自体も日本人の資質もそうなのだから必死の危機感を持たなきゃアカンでしょう[E:bleah]それを国を挙げて改善する気運すらないのが日本人の資質が疑われる証拠だと思いますがネ。
    とにかく、VWにとってはスズキと組むメリットはほとんど無いでしょうが、スズキをはじめ日本メーカーにとっては大有りなのだから謙虚になって世界に学べと言いたいですね[E:punch]
    昨今の情況を見るに、つくづく日本人はモノの考え方に叡智が欠けてると思いますよ[E:sign02]バカバカしい[E:pout][E:annoy][E:annoy][E:annoy]

  3. 真鍋清 より:

    いやはやごもっとも、samine様の言うとおり、二の句が付けられません!
    小生もこの国の業界の今後を思って、「車検を機に調子がうなぎ上りに向上」の愛車ヴィッツ1300U-L/2004年製(87765km走行)とともに「オン/オフのアクセルワークを通じて」嘆き合っている最中です!!
    それにしてもスズキがVWから学ぶことがないと本当に考えているとしたらフィアットや日産と組むほうが良いパートナーと考えているのか?豆腐の角に頭ぶつけろ!!!!(#・∀・)
    そもそも傘下の名門ランチアをクライスラーと統合しようという「血を血で洗う」が如きことをやらかし、自らの企業を崩壊に持って行こうとしているフィアットグループ、そしてコストカット一辺倒の日産/ルノー連合…..スズキ自身、その企業倫理を見ていると彼ら「オタンコメーカー」群との方がパートナーとして相応しいと感じているとも勘ぐれ、もしそんな当方の予測が正しいとするならスズキの企業としての値打ちはアメリカのビッグスリー如きの単細胞どころといくらも変わらず、韓国勢に食われるのは目に見えている。
    そんなシナリオがあって良いのだろうか?いやそれでは絶対に国益に反し、ガラパゴス化のこの国を救うのはスズキのような「偉大なる中小企業」であると信じて疑わなかった所へこの動きだから目を三角にして怒っているのだ。いや正確に言えばスズキ/VW破局が夢であって欲しいと願ってほっぺたに何度もデコピンを与えている―しかし立派に痛いです。
    そもそも、日本メーカーが今日の世界の第一線までのしてきた理由は何だったか?二流を自認し、学ぶべきは欧米先進国から学ぶその「謙虚さ」が原点ではなかったろうか。そうした原点を忘れて、単なる「驕り」というにはあまりに根深い病根を残しつつあるのが日本の今日の自動車業界といえやしないか。
    スズキを筆頭に日本メーカーが、VWという世界最先端を行く―エンジニアリングから企業倫理まで―メーカーに魅力を感じないとするならどんなメーカーと組みたいのだろうか?彼らの本音を見ていると、日本車というものがハード面・ソフト面ともに「ドイツ車と並んで世界の最先端で戦いたい」という理想主義など欠片も感じられず「フィアットやルノーやGM/フォード程度の製品で十分」、高性能と環境適合性の両立に関しては「どうせ世界的に速いも遅いも関係なくなってきているのだから」走りは修学旅行のバスより速ければそれ以上は望まない…..じゃあミニバンのような無気力な製品を漠然と作り続けていれば良いのか!! かの1980-1990年代初頭、バブルまでの日本メーカーのあの覇気はどこへ行ったのか。
    小生、状況が許せば灰皿を壁にぶつけたいほどの怒りを感じている。ただ胃液の分泌が狂って胃のもたれが怖いから暴れないだけかも知れない。
    日本車が少しでも健全な状態に近づき、それが今後の理想的な発展の手がかりとなる―そんな小さいながらも大きな養分をもたらす「とっかかり」がスズキ/VW提携だっただけに、それが破局に向かうとすれば我が日本車という製品は前記欧州車の二流品、もしくは米国ビッグ3の小型車程度としか競合しえない「中国車と同じidiomの存在」まで堕落してしまうのは目に見えている。大市場であるアメリカで韓国車に食われているのが日本車および日本メーカーにとって良いショック療法かと思ったのだがそれを感じることができないほどに連中の神経は麻痺しているのだろうか。このスズキ/VW間のいざこざはトヨタをリーダーに残りの国産各メーカーにも、ひいては日本政府側にも我が事として受け止めてもらいたい、そして手遅れになる前に有効な策を考えてもらいたい。

  4. さね より:

    自分はスズキの御爺様に賛成です。スズキはVWに学ぶことは多いでしょう。でもだからといってスズキとゆう会社を支配されるゆわれはないし、ゲルマン民族が作る物がすべてではないと思います マツダと組むのは大賛成です。まあ無理だろうけど… イタリアにはイタリアの良さがあるしそんなゲルマン民族に平伏するぐらいならわかりあえる相手と組むほうがのちのちいいのでは? 真面目にマツダと組んでスカイ技術や軽の共同会社つくったり、マツダはコスト管理や新興国進出手腕やついでに共同でバイク販売もしたらいいのに。 エレキ関係はGMやメルセデス、BMWからうまいこと騙していただいたりして。 そうなると日本車も素敵になりそうですよね。VWとは早くみきりつけてください個人的には。素晴らしい先生ですが… ちなみにデミオスカイアクティブどうなんですか? 物になってるんでしょうか?先生

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