ソニーの電気自動車、もちろん売る気など全くありません~

ソニーがラスベガスで開催されているCESで『ヴィジョンS』という電気自動車を発表した。極秘プロジェクトだったらしく、完全なるサプライズだったようだ。けっこう本格的な「自動車」に仕上がっており、市販すると言われても信じるレベルだったらしい。ただ「ソニーが電気自動車を作るか?」と聞かれたら、即座に「そんなこと絶対無い!」と答える。

なぜか? 「人命に関わる製品は売らない」というのがソニーの社是みたいなものだからだ。おそらく最も売り出したいのは車内エンターテインメントだと思う。電気自動車の自動運転になれば、乗員ヒマ。上質の暇つぶしが必要になってくる。そこをソニーが引き受けましょうということなんだろう。インパネはホンダeのような液晶画面になっている。

自動運転&運転アシスト用のセンサーもコンセプトとして搭載されているけれど、コチラはトラブル起こすと人命に関わる技術のため、ホンキかどうか不明。参考までに書いておくと、今までも機能部品を除きソニーの製品が安全に関わる場所に使われたことはない、と認識している(使われていたら教えてください)。とはいえヴィジョンSって本格的なクルマです。

聞けば『マグナ』が開発したらしい。マグナといえばスープラを作っていることで知られる。開発から生産まで出来る「ブランドのない自動車メーカー」だと思えばよかろう。現代版のカロッツェリアだ。ソニーの依頼を受け、ナニかのプラットフォームでヴィジョンSを作り上げたという寸法。ということで市販前提モデルじゃないということだけ知っておけばOKです。

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