タカタのエアバッグ、またリコール! 全部ダメだってことか?

ホンダがタカタのエアバッグのリコールを発表した。驚くべきは対象車の生産時期。何と2015年3月まで生産されていたエアバッグなのだった! 2001年から始まったリコールの対象は、当初高温多湿が原因と言われていた。そして2008年から吸湿剤をエアバッグの中に組み込むことにより解決しているという見解です。けれど2015年に私は「全部ダメなんじゃないか?」と書いた。

2015年に書いた私の危惧

JIJI.comによれば、2015年3月まで吸湿剤を入れていないエアバッグを生産していたということになります。どうなっているのか? この件、タカタに聞いても「調査中です」の一点張り。もし吸湿剤を入れていないのなら、ウソを付いていたことになります。こらどんな基準を持ってしても酷い。人命に関わることですから。ちなみに現在タカタのエアバッグは使われておらず。

今回追加されたホンダに限らず、リコールの対象になったら可及的速やかにディーラーと連絡を取って欲しい。死亡に至らなくても飛散した部品で失明することだってあります。また、同じ日に日産も49万台のリコールを発表した。最近部品の共通化が当たり前になっており、リコール出すと規模も大きくなる傾向。工数の掛かるリコールだとディーラーの負担も深刻だ。

しかもスバルとマツダでリコールとなったバルブスプリング交換くらいの大作業になると、作業ミスだって出てくる。クルマって工場の生産ラインで作った状態が最も信頼性高い。バラしたら必ずリスクを覚悟しなくちゃならない。86/BRZもカムタイミングのセットミスやオイル漏れなど出てます。とはいえ100%問題なしのクルマを作ることだって出来ない。悩ましいことです。

ポジティブに考えるなら、86/BRZの場合、リコール対象車はベルト類、エンジンマウント、クラッチ交換工賃は無料。自分でやろうとしたらけっこうな出費になるのでシメシメということになる。

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