タカタのエアバッグ問題の続報

ここにきてタカタのエアバッグのリコール問題が業界ニュースとして取り上げられるようになってきた。アメリカで話題拡大中だからして、やがて大手メディアにも取り上げられるか? とりあえず状況は下の通り。アウトラインは6月25日のTOPで書いている。もちろん後追い取材しました。

6月25日のTOPで紹介してます

今回の件で興味深いのは、日本の自動車メーカーだけでなく世界規模でタカタを攻めていないということ。いくつかのメーカーに聞いて見たら、どこも同じような答えが返ってくる。それは「エアバッグのようなリスクの高い部品を作ってくれるメーカーは他にあまりないんです」というもの。

確かにエアバッグに使われる部品は高く売れるワケでもないのに、事故時に最も重要なアイテムの1つになる。そんなことからエアバッグの部品を作るリスクを取るメーカーはほとんど無いのだという。実際、ソニーの技術者に聞いたら「PLの対象になるような部品は作らない」という方針とか。

そもそもタカタが今回リコールの原因になっているパーツを供給しなくなったら、クルマは完成しない。タカタの代わりになるような会社も無いのだった。そこで各社、危険度の高いロットから対応しているようにしている、らしい。直近では高温多湿下で使われている地域の対応も始まっている。

すでに1600万台以上のリコール対象車が発生。今後も少なからぬ新しいリコール対象車は発生する模様だ。なにしろ2001年以降に生産されたインフレーターの、どのロットに不具合が混ざっているのか公表されていない(新しいリコールが出る度に製造年度も新しくなっていく)。

このくらいの規模になると、もはやいかんともしがたい。どこも一生賢明対応中だ。ユーザーに出来る対応方法は2つ。リコールになったら早くディーラーへ行き、良品と交換して貰うこと。二つ目は本末転倒になるかもしれないけれど、エアバックのお世話にならないような運転を心がけること。

エアバッグは多くの命を救い、顔面や頭部損傷を大幅に低減させてきた。効果という点からすれば絶大である。シートベルト(これまたタカタのシェア高い)とエアバッグという重要な部品を作っているメーカーなのだからしっかりした製品を作って欲しい反面、感謝したい気持ちも抱く。

1日でも早い全面対応を願う。


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