チャイルドシート選び

ムスメが子供を連れて帰国しているため、チャイルドシートなど見に行った(現時点では乳児用シートを使ってます)。すると
どうよ! いろんな意味で厳しい。何と! 大半のチャイルドシート、硬い樹脂素材の上を極めて薄い布で覆っているのみ。クッション性ゼロ! 大人がこんな
シートに座ったら5分もガマン出来まい!

そもそもプロテクション効果だって無し! 確かにチャイルドシートはシートの上にセットするもの
だから、路面からの振動はダイレクトに伝わってこない。加えて前後方向の事故であれば、これまたシートのクッションやシートベルトの”たわみ”などで衝撃
を緩和できる。でも横方向から衝撃を受けたらどうだろうか?

日本のチャイルドシートの評価は前後方向の衝撃のみ。横からの試験を行ってい
ない。じゃ横からブツかることなど無いのか? 4万2千件の事故を調査しているボルボによれば、横方向からの衝撃こそ大きな課題になっているという。下の
写真はナナメ前方から他のクルマと衝突した実車。凄いことになってます。

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強烈な横方向のGを受けている


なみにこの事故、助手席に人が乗っていたけれど、かすり傷で済んでいるという。同じような衝撃をチャイルドシートが受けたらどうか。樹脂に布を貼っただけ
のチャイルドシートだと衝撃緩和能力ゼロ! 重くて柔らかい幼児の頭が樹脂と激突しちゃう。こらアカンでしょ! チャイルドシートはキッチリ選びたい。

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助手席ドアはこんなに変形

埼玉県三郷にある『赤ちゃん本舗』という子供用のお店に行ったら30以上のチャイルドシートが並んでいた。大半は樹脂+薄布。中には明らかに横方向がデコボコな樹脂形状の製品もあった。「これならいいですね!」と感じたの、シートベルトメーカーでもある『タカタ』の上級品のみ。他はとうてい使い気になれない。

タカタのシートベルト、私もリーフで使っており命を託している。ノウハウもたくさん持っているのだろう。タカタ以外ならやっぱしヨーロッパのシートがいい。『レーマー』(ドイツ)、『マキシコシ』(オランダ)あたりをプッシュしておく。ちなみにレーマーと似た名前の国産シートがあるので間違えないように。

自分の子供はもちろん、お孫さん、友人や知人へベビーシートやチャイルドシートやプレゼントをするなら、以上の4社の製品を選んで置けば間違いないです。

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