トヨタの裏番長

伸び悩んでしまっている日本の販売状況からすれば信じられないかもしれないけれど、今までノンビリした流れだった新興国でのバトルが突如激化している。クルマが普及し始めたということなんだろう。しかも当たれば驚くほど売れるから凄い。例えばトヨタの『IMV』など、2006年度の生産台数は70万台を超えるイキオイ。トヨタのナンバー2であるカムリに肉薄しており、2008年で抜き去るんじゃないかと言われているほど。トヨタ自身、こんなに伸びると予想していなかったらしく、増産に次ぐ増産。ここ3年ほど絶えず工場を造り続けている状態だ。亡くなった植木等さんが演じていた映画・無責任シリーズ(改めて見ると最高です!)の舞台となった日本の昭和30年代を思わせる活気です。新興国を訪れると興味深いことに日本じゃ売っていないクルマが少なくない。自動車メディアも最近はメーカー発信の情報しか取り上げないから、どんなクルマかも不明である。けれどトヨタ・アバンザやスズキ・APVなど、東南アジア地域での売れ筋クルマは着実に増えてきた。一昔前までアメリカ一辺倒だった日本の自動車メーカーだったが、ここにきて状況は変わりつつあるということだろう。メーカーもメディアもヒョウロンカも、新しい流れに乗れないと衰退します。

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One Response to “トヨタの裏番長”

  1. トヨタカムリのファン

    トヨタのカムリについてのサイトです。関連ブログを集めています。

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