トヨタ燃料電池特許を公開!

トヨタが燃料電池関係の特許を公開するというニュース、なかなかインパクト大きかったらしく、大手メディア数社から意見を聞かれました。皆さん共通して「なんででしょう?」。真相はトヨタしか知らないことながら、ミライ取材会の時から「あらら? どうしたの?」と思っていたのであります。

というのもスタックの詳細なカットモデルは用意されてるワ、細かい技術的な質問にも全て納得いくまで答えてくれるワで驚いた次第。冷却水を流す方向だけで無く、流す量や速さまで教えてくれたのだ。ホンダの燃料電池はナニを聞いても「機密です」。というかソレが普通なんだと思う。

その昔。バラードというメーカーが燃料電池開発の先頭に立っている頃は、技術の詳細どころか、分解することも許されなかった。20世紀は日産もホンダも、バラードからスタックを借りていただけ。それくらい燃料電池の技術は機密だったのだ。トヨタの特許公開は信じられないこと。

巨額の開発予算を投じ、一生懸命スタックを独自開発してきたメーカーからすれば、腰砕け状態だと思う。富士山の山登りに例えれば、ライバルメーカーは1合目から道を作りながら歩いてきて5合目に達した。なのにトヨタは5合目までの快適な道路を作り、無料で開放したのだから。

なんでそんなことをしたのか? トヨタは単独でやっていても燃料電池普及まで20年以上掛かると判断したのだろう。なかでも大きなハードルになるのが水素インフラ。けれど様々なメーカーが燃料電池を作ればインフラ構築も早まる可能性大。加えて20年すれば特許も切れてしまう。

もう一つ。トヨタは5合目から頂上に上がるルートの開発にも自信を持っているかもしれません。いずれにしろ今回の特許公開で、技術力のある大手企業ならどこでもスタックを試作出来るようになるだろう。2020年の東京オリンピックが行われる頃は、予想以上の水素社会になってる?


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