トランプ大統領の登場でTPP無しに!

そもそも我が国はTPP反対だった。だからこそ乗り遅れたのである。されど最近TPP推進派が主流になっている。トランプ大統領の登場で、当然のことながらTPPの批准などありえない状況に。なぜ日本は反対から推進になったのか? こらもう日本人の縮図のようなもの。弥生時代、大陸から稲作を持って日本列島にやってきた農耕民族は「予定通り」が最も望ましい。

春になったら田んぼを耕し、種を撒き、雨降って水を入れ、台風の前に収穫する‥‥というルーティンワークをこなしていく。雨であっても晴れであっても、天候不順は最大の敵である。もっといえば「変化を嫌う」と言い換えてもよかろう。農耕民族なタイプはA型に多い。優れた統治能力を持ち、予定通りに決められたことが進んでいくと幸せを感じます。日本の政治はこのタイプ。

日本の先住民であるO型が主流となる縄文時代の人達は、明らかに狩猟民族である。家族中心のグループを作り(縄文末期は弥生人と戦うため三内丸山のような大規模集落を作った)、採集活動を主にしていた。このタイプの人達は自然に振り回されるため、アニミズム=神道の原点を重視し、悪く言えば優柔不断。良く言えば変化を受け入れおおらかだ。

大雑把に言えば、日本は農耕民族が主導権を握り、優柔不断な狩猟民族が「まぁいいか」と付いて行ってる図式である。したがってTPPは変化を嫌う農耕民族が否定した。ただし「やらなくちゃならない」と決まれば、それに見合った準備(利権構造の変更など含む)を行う。TPPは現在この時点だった。そいつが無しになるとなれば、本能的にイヤなのであろう。

閑話休題。本日、トランプが大統領になったと嘆いたりクヨクヨしたりしてるのは、農耕民族な人達です。狩猟民族な人からすれば、まぁタイした問題じゃ無い。むしろ嵐来ればそいつによって新しいサカナの群れがやってくるかもしれないし、くらいに思っていることだろう。ちなみに遊牧民族に多いB型気質の人は「オモシロイや」くらいの気持ちかと。私はB型です。

アメリカという国は大きい。トランプ1人で急激に方向変換しようとしたって無理。強引にやろうとすれば長生きできないです。そんなことはトランプだって知っている。加えて日米関係は長い時間を掛け、落としどころを探ってきた。ブログでも「炎上」に慣れていない人はヲタヲタするけれど、解っていれば炎上すらしない。トランプだって少し謙虚になるだけで容認されるだろう。

我が国は淡々としていれば良い。昨日落ちた株価は、本日イッキに上がって戻った。円ドル相場も昨日大幅な円高に振れたものの、もはや元通り。「大山鳴動して鼠一匹」というヤツです。昨日鳴動しちゃった人はちょっとカッコ悪い。

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