ハイブリッドとディーゼル

数年以内に日本で販売されるBセグメント以上の日本車は、ハイブリッドかディーゼルばかりになる可能性大。「ハイブリッド代」や「ディーゼル代」が安くなった結果、5万kmも走れば通常エンジンとの価格差を回収出来てしまうようになるからだ。先端を突っ走るの、当然のことながらトヨタ。

すでにBセグメント/アクアもCセグメント/プリウスもDセグメント/カムリも、その上のクラウンも売れ行き1位は全てハイブリッド。ノアとヴォクシーHVが出ると、ミニバンまでハイブリッドになる。カローラにハイブリッドモデルを出してきたあたりまで考えれば、全車展開ということになるだろう。

ホンダだって同じ。フリードやシャトルなど、フィットと同じフロアを使うモデルの大半はハイブリッドになること間違いなし。フィットの兄弟だけで全ホンダ車の70%以上の販売台数を占める。ステップワゴンのハイブリッドモデルが出てくると、全販売台数の90%以上ハイブリッドに。トヨタより比率高いか?

日産は少し揺れている。Cセグのみ電気自動車で行くということだけ確定しているように思う。しかしBセグのパワーユニットで迷っている感じ。現時点でBセグ用のハイブリッドを開発していない。かといって電気自動車でもない。日本市場を見ると、コスト重視のガソリンエンジンだけじゃ厳しいと考えます。

Dセグ以上の車種はハイブリッドとディーゼルで行くことを明確にしているものの、このクラスって日本市場で売れるようなジャンルじゃない。注目すべきはミニバンと小型SUV。2リッターの1モーター+CVTハイブリッドを開発しているが、セレナに搭載しノア&ヴォクシーと戦えるだろうか。

マツダの場合、ディーゼル路線を突っ走る! 次期型アクセラ以降、大半のモデルにディーゼルをラインナップしてくる。三菱自動車はハイブリッドと電気自動車が次世代車の主力パワーユニットという位置づけ。そもそも普通のガソリンエンジンの新規開発を小排気量を除き凍結しているらしい。

スバルはハイブリッドとディーゼルのようだ。本命は現在のXVの次の世代のシステムになるだろう。優れたハイブリッドとディーゼルを開発出来たなら、全ての車種に展開可能。そういった意味からすれば、大きくない規模のメーカーながら同じシステムを全ての車種に採用できるという有利さを持つ。

ハイブリッドとディーゼルになれば、ガソリン価格が180円/軽油160円になっても、家計に於けるエネルギーコストはガソリン100円の時代と大差なし。燃費悪かった軽自動車も、ここにきて急速に向上してきており、ガソリン高騰分をカバー出来ている。コンパクトカーは価格で勝負になると予想しておく。

<おすすめ記事>

One Response to “ハイブリッドとディーゼル”

  1. しまだ より:

    突然?トップにアクセスできなくなったんですが、なにかあったのでしょうか?
     ラリー入賞おめでとうございます。次はクラス優勝ですね!

このページの先頭へ