ピレリ、中国企業に買収される

ピレリが『中国化工集団公司』(ケムチャイナ)という中国の化学メーカーに買収されるようだ。当初26,2%をピレリの持ち株会社から譲り受け、その後TOB(株式公開買い付け)を掛けるという。ケムチャイナは『風神』というブランドでタイヤを生産/販売しており、業績も登り調子。

一方、ピレリは1300億円ほどの負債を抱えており、厳しい状況にあった。参考までにピレリの国際シェアといえば、ブリヂストン(国際シェアで約16%)、ミシュラン(約15%)、グッドイヤー(約11%)のビッグ3に続き、コンチネンタル(約5%)、ピレリ(4%少々)。住友ゴム(3%台後半)という順位。

存在感のある中堅メーカーだったものの、ここにてき中国など新興国の強烈な追い上げを受けていた。また、本来ならブランドイメージを高めてくれるF1へのタイヤ供給ながら、タイヤトラブルが続発しておりむしろ厳しい。F1関係者の多くはピレリタイヤの信頼性に疑問を持っている。

今後どうなるだろうか? F1関係者に聞いてみたら、三つの動きが予想されるという。一つは「今のまま」。ボルボを買収した吉利(ジーリー)の動きを見ると、全く表に出てこない。むしろボルボはフォード傘下の時代より自由闊達になっている。ピレリもそのままではないか、という予想だ。

二つ目はピレリと風神を併記したタイヤになるというもの。ある程度のスポンサードをすれば可能だと思われる。『風神ピレリ』というロゴがサーキットに溢れることになる。

三つ目はコントロールタイヤがピレリ以外になること。いくつかのタイヤメーカーがブランドイメージを向上させるためF1のコントロールタイヤになりたがっている? 韓国の『ハンコックタイヤ』は何度か手を挙げてきた。2014年からピレリと交代するというウワサもあったほど。

今後の状況に注目したい。


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