フィットの発売時期が少し延びた。N-WGNの納期遅れと同じ理由とのことです

先日N-WGNを契約しようとしているサポーターの方から「ディーラーから納期が少し長くなりますと言われたのですけれど、そんなに売れているのでしょうか?」と聞かれた。確かに売れ行き好調らしい。ただ売れていたとしても、納期についちゃある程度の目安は出ると思う。調べてみたら、部品の納期遅れだと判明しました。以下詳しく紹介しましょう。

N-WGNは停止状態を維持可能なEPB(電動パーキング)を採用しており、ドラムブレーキ式。部品を作れるメーカーがあまりなく、Nフランスの『CBI』というメーカーから調達することになったという。試作段階では大きな問題なかったものの、N-WGNを生産開始してみたら量産部品にバラ付きが出た模様。そこで全数検査してみたら、やはりバラ付く。

現在、良品のみ使っている状況とのこと。危険性のある部品ではないため、良品なら問題無いというが、いかんせん歩留まり悪いようだ。この情報、外国から入ってきたのだけれど、必要な数の30%くらいしか調達出来ていない模様。ということでN-WGNの生産遅れはEPBの部品不足のためだと判明しました。加えて同じ筋からの情報で「新型フィットも同じようです」。

フィットもドラム式の電動EPBを採用していて、同じ部品メーカーから調達するという。N-WGNですら生産が追いつかない状況なのに大丈夫か? と思っていたら、フィットの発売時期を少し延ばすという。ディーラーからは早く発表して欲しいというリクエストが出ているようだけれど、ホンダは現行フィットの初期トラブルのようになることを恐れたのだろう。

確かに先を急ぐあまり不具合出してリコールにでもなったら本末転倒。すでにCBI社も原因を見つけ対策しているそうな。だったら発売時期を遅らせようという判断です。アンラッキーと考えるか「市販前だったから良かった」と考えるかは人によって違うかもしれない。私は後者だと思う。N-WGNをオーダーした人も、遠からず納期の連絡が届くかと。

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