フランス、ドイツ、インド、ボルボが電気化を表明!

フランスが2040年以降ガソリン/ディーゼル問わずエンジン搭載車の販売を禁止するという。ただしハイブリッドは除くという点に於いて興味深い。すでにドイツも2030年までにエンジン搭載車の販売を禁止するという方針を打ち出してきた。さらにボルボも全てのモデルを電気化するそうな。

驚いたのがインドで、これまた2030年以降、電気自動車しか販売出来なくなるそうな。中国はエンジン車の撤廃こそ打ち出していないものの、電気自動車の販売シェアを急速に高めて行こうという流れ。こういったニュースに接していると、もはや内燃機関は終わりだと思えてしまう。

そもそもなぜ相次ぐエンジン全廃なのか? ディーゼルの場合、VWの不正に始まる排気ガス問題という理由なら理解出来る。今やディーゼルエンジンの完全なるクリーン化は不可能だと認識された。大気汚染を招く。ただガソリンエンジンについて言えば、大気レベルのクリーン度を実現可能。

となると禁止の理由は二酸化炭素ということになる。地球温暖化防止会議で膨大な集金システムを考えた人達が今回も動いているのかもしれない。されどアメリカは全く同調しないだろうし、気にもしない。そもそもヨーロッパでアメリカ車を売ってませんから。その他の地域についちゃ独自路線だと考える。

ヨーロッパの電気自動車化は実現可能か? 少なくともドイツの交通状況を考えたら不可能。VWゴルフのボディサイズでも、160km/h巡航しようとしたら電費3km/kWh程度。新型リーフの40kWhだと、後続距離100kmにしかならない。ベンツEクラス級になったらさらに電費落ちてしまう。

おそらくEUで話し合い、フランスのようにガソリンハイブリッドやPHVを認めることになると予想しておく。日本の自動車産業はどうすべきか? すでにEUの市場を大きく減らしている。中国は電気自動車作っても中国の電池を搭載しなければならない。いろんな意味で、現地適合するしかあるまい。

日本市場はどうあるべきか? じっくり考察してみたい。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ