ホンダ、なんと2輪で半分近い利益を上げてる?

大半の自動車メーカーの株を少しづつ持っている。株主には様々な情報が届く。ホンダの場合『株主通信』を見ると、大雑把な状況出てます。最新号を見たら2輪事業を取り上げているのだけれど数字見てびつくり! 皆さんホンダって4輪がメインで2輪は補助的な役割だと思ってるんじゃなかろうか。トンデモなかった! 4輪の利益2215億円に対し2輪は1771億円です(半期分)。

ホントかね! と思い読み進めると、地域毎の営業利益という項目があった。本田さんの収入を513万円としよう。ウチ、最も稼いだのはアジアで250万円! アメリカで大きな収入得てるのかと思いきや164万円に留まる。酷いのは日本で42万円。どうやらホンダの営業利益の半分近くが2輪。しかも大半をアジアで得ているようなのだった。さらに調べていくと、もっと驚く!

・実際は半期で5138億円

先日ベトナムのモーターショーに行った。その際、ホンダの多さにギョウテンした。バイク20台分で乗用車1台分の価格とは言え、ハンパな台数ぢゃないです。どうやらベトナムだけの営業利益は全ホンダの10%近くに達しているようなのだ。もちろん4輪を含めた日本の営業利益を圧倒する! まぁ国内販売、何度書いてきた通り車両企画からして徹底的にセンスないです。

先日、2輪部門の方に話を聞く機会があった。驚いたことに年間1200万台規模(!)の生産をしているのに、ほとんど不具合を出さないのだという。工場といえば、インドネシアやインド、ベトナム、タイとアジア各地にある。アジアの工場、信頼性の高いロボットじゃなく人海戦術。それで不具合を出さないというのだから凄い。ベトナムなどホンダのシェアが80%にも達している。

さらに驚くのは安全性。例えば、です。ホンダの2輪車、CBR1000からアジアのビジネスバイクに至るまで、チェーン切れたら必ず道路に落ちるようになっているそうな。車軸に絡まればロックして危険だし、人間の身体に当たったら大けがする。宙に飛べば、他車にダメージ与えます。ここまで安全性を考えているの、ホンダだけという。う~ん。全く知りませんでしたね。

 

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