ホンダ、もはや瀬戸際だという認識が必要。しかも依然として感じ悪い

ホンダF1が厳しい状況になってきた。速度域の低いモナコGPこそパワー不足は目立たなかったものの、高速サーキットであるモントリオールのストレートでベッテルなどTOPクラスが340km/h以上出ている中、アロンソは30km/h以上遅い。ここまで車速差あると、違うクラスと言える。

マクラーレンのホンダバッシングは許せる範囲を超えているけれど、一方でホンダのパフォーマンスも許せる範囲を超えていると思う。モントリオールで規定のパワーユニットを使い切ってしまったため、次戦から予選でどんなに頑張っても後方からのスタートを余儀なくされる。

先日のホンダミーティングの際、役員に聞いたところ現時点でホンダは撤退の意思を全く持っていないばかりか「ここでやめられるか!」という気持ちすら持っているという。ただ現実社会だと気持ちだけじゃ納得してもらえない。学生や見習いじゃないのだから結果が全てだと考える。

目に見える”変化”や”進化”が無いと、いろんな意味で厳しい。もはや残された時間は多くない。6月25日のバクーと、7月9日のレッドブルリンクでホンダの持ち時間は無くなると思った方がいいだろう。シルバーストーンで行われるイギリスGPで明るい兆しを見せてくれないと、アカンです。

方やトヨタのWRCは明るいニュースに溢れる。車両のポテンシャルが毎戦の如く向上しており、直近のイタリアでは2位と4位、5位で1台もデイリタイアすることなく3台揃って完走。若手ドライバーが5つのSSでベストタイムを出すなど、今シーズンの残りで1回か2回勝つ可能性だって高い。

何度も書いてきた通り、トヨタとホンダの技術者のレベルはイーブン。どうしてこうなったのか分析するところから始めた方がいいかもしれません。ホンダが即座にやるべきことは情報公開。現時点でどうなっているのか説明し、理解を得るべきだと思う。依然として秘密主義で超感じ悪いです。

 

 

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