ホンダバッシング

トヨタのホンダバッシングは予想していた以上にホンキかも
しれない。何と! 継続生産を決めているプリウスがオーダーストップをしたのである。現行モデルのまま廉価グレードを値引きして売るのでなく、新しい仕様&価格設定をしてくるということです。価格次第じゃインサイトに与える影響、極めて大きい。

ホンダとしてもプリウスとインサイトの価格差を50万円以上に想定していたと思う。実際、インサイトはBセグメントのフィット級とあり、車格感は二回り下。
青山のショールームに展示してあるインサイトを見ると、予想外に小さい。リアシートの居住スペースなど座り比べたら明確な差がある。デトロイトショーのレポートによれば、技術レベルも割り切っている模様。

繰り返しになるが、50万円の価格差あればユーザー層も変わってくる。したがってプリウスとインサイトの棲み分けが出来たろう。しかし装備内容を揃え&値引き対応した後の見積金額の差で10万円となると、本来ならインサイトの独壇場になるハズの市場もプリウスに奪われてしまうだろう。システムとしちゃ現行プリウスの方が圧倒的に上なのだ。

トヨタは上級以降する新型プリウスの他、200万円以下級の新タイプ低コストハイブリッドの開発を進めているらしい。こいつが出てくるの、どうやら2年くらい先。それまで現行プリウスをインサイトにブツけようという作戦なんだと思う。『グリーンマシン001』に早くも強敵出現か。それにしても気になるのが継続販売プリウスの価格です。

もし現行プリウスの開発と生産設備の「償却」を終え、純粋な生産コストを元に価格設定してきたならホンダにとって驚異の存在になると思う。

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5 Responses to “ホンダバッシング”

  1. アミーゴ5号 より:

    昨年末永田さんの記事を見て、ホンダ青山本社のショールームでインサイトを見てきました。5ナンバーサイズで小ぶりだけれど、良い車のオーラを感じました。ただスペックを見ると、どう考えてもプリウスに勝るのは価格しかないんですよね。「まさかホンダたるもの、そんなはずはない」と思い直すものの、トヨタの現行プリウス廉価版作戦は、ホンダにとって相当厳しいでしょう。
    となるとホンダの切り札は、フィットのハイブリッド化でしょう。これが150万円台で出てきたら、インサイトも吹っ飛ぶくらいインパクトがあります。
    経営資源を集約するために、中止撤退が相次ぐホンダです。ここらでぜひ一発、かまして欲しいですね!!

  2. 匿名 より:

    ハイブリッドカーであるからには、その動力システムによって燃費を向上させたものであるはず。その点、インサイトは車体の軽さをもって下駄を履いていることになります。このクラスは電気自動車のカテゴリーなのでは。話題性だけでは販売は見込めず、量産効果も生まれません。ホンダの迷走を懸念しております。

  3. エコカー より:

     確かに ホンダに対するトヨタはものすごい気迫を感じます。 プリウスも インサイトも 好きな車です。
     今後が心配でもあり 楽しみでもあります。
    いつもレポート楽しく拝見しております。
    風邪が流行しているのでご注意ください。

  4. ちゃお より:

    プリウスもインサイトも本当に「欲しい」と思う車です。
    ただ、プリウスもこんなに安くで売れるのであれば(開発コストとかあるのはわかりますが・・・)ライバルが出てくる前から「新価格」で出してほしかったと思います。
    「どっちにしようかな」と悩むことができるユーザーは幸せですけど・・・

  5. ぴーうぃ より:

    インサイトと現行プリウスの価格差が10万円ですか・・・どうしようかな(笑)
    しかし、特に車に興味のない人々のチョイスなら新しいインサイトになるのではないでしょうか?
    それでは5月に出る次期プリウスとインサイトではどうか。果たして客層が違うからといってうまく住み分けが計られるでしょうかね?私は違うと思います。
    経済状態から考えると、購入車を格下げすることはあっても格上げすることはまずないでしょう。
    5月にプリウスが出る頃には、インサイトにお客さん持っていかれちゃった後かもしれませんよ。
    さらに2年後にトヨタが低価格のHBDを発売する時には、ホンダのラインナップが出揃ってるかもしれませんね。
    私はどちらのメーカーの肩を持つわけでもなく、この2社に日本の自動車産業をグイグイ引っ張ってもらいたいのですが、カードの切り方はホンダの方が一枚上手のような気がします。

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