マリオカートがOKで悪路走行可能車はダメ?

国交省はマリオカートの公道走行を認可しているけれど、災害時に絶大な威力を発揮する下の写真のようなATV(オールテレーンヴィークル)の登録に大きな制限を掛けている。大型特殊で登録出来たケースもあるが、販売価格は500万円を超えてしまう。しかも制限速度はマリオカートの60km/hより低い50km/h(いわゆる自主規制)。そんなことから我が国では見られない。

ちなみに上のATVはヤマハ製。アメリカでの価格といえば700ccエンジン搭載の3人乗りで140万円。速度リミッター付け、マリオカートと同じく最高速度60km/hに設定し、バイクと同じ排気ガス規制を義務づけ、普通免許以上で乗れるようにしておけば社会的な攻撃性は皆無に近いと思う。この程度の予算なら、厳しい財政事情の地方自治体レベルでも導入出来ることだろう。

気になる走破性能と言えば、クローラー付きのATVにこそ届かないものの、クロカン4WDを相手にしない。しかも小柄なので大きな岩や流木などが転がっている悪条件化でのサバイバル能力が高い。スキルのある人に通路を啓開してもらえば、後は誰でも物資を運べ(トレーラー引くことも可)、人員の移動に使える。850ccエンジン搭載のロングホイールベースモデルなら4人乗り。

ホンダも同じタイプのATVを作っており、上は1000ccの5人乗り。最高級バージョンで230万円だ。ATVとはいえワイパー付きのフロントウインド、ルーフもドアも選べる。普段は山間地域の郵便&宅配便配達や、豪雪地域の連絡用として使うことだって可能。繰り返すが60km/hの速度リミッターを義務づけるだけで、普通の自動車として使う人は居ないと思う(エアコンも無し)。

マリオカートがOKで緊急時に絶大なる威力を発揮するATVを認可しないのか100%理解出来ない。今回の水害でも人が歩ければ、おそらくATVなら走れる可能性大。食料や水など被災地に運ぶために使えることだろう。しかも! ホンダもヤマハもATVを生産しているのはアメリカ工場。アメリカ製品を輸入することでトランプ大統領の御機嫌伺いだって出来る。ぜひ認可を!

 

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