ミニキャブMiEVトラック安い!

あまり認識されていないことながら、電気自動車の補助金は徐々に減額されている。補助金の意義は助走のためであり、その間に生産コストを下げて欲しいというのが狙い。参考までに書いておくと、当初78万円だった日産リーフの補助金は、2015年度になり27万円まで減っている。

その間、車両価格の値下げをしないと実質的な値上げになってしまうということだ。リーフは2015年度に14万円の値下げを行っており、ナビ標準の『X』グレードで315万9千円になった。27万円の補助金を使えば288万9千円と、プリウス『G』に純正ナビを付けた程度。十分競争力あります。

意外なことに電気自動車は安くなっているのだった。エネルギーコストの差まで考えると、走行10万kmで走行用電池の交換を行ったとしても、プリウスよりリーフの方が安く付く。リーフがもう少しカッコ良ければ、相当売れていただろう。間もなく行われるマイナーチェンジで良くなる?

リーフより高いポテンシャルを持っていそうなのがミニキャブMiEVトラックである。今年12万円の値下げを行い、急速充電機能付も付いて158万2200円になった。補助金が11万円出るため、147万2200円ということに。ミニキャブMiEVトラックに搭載されている東芝の電池は、寿命ほぼ無限。

10年10万km走ったって新車と同じ航続距離を持つ。一方、普通のミニキャブトラックは101万8440円。その差45万円。エンジンオイル交換などメインテナスや税金など考えれば、10年10万km走った時の実質的な金額差は40万円くらいか? これ、エネルギーコストの差でひっくり返ります。

走行1万kmの電気代は約2万円。同じ距離のガソリン代は12万円だから、4万km走っただけで逆点出来てしまうのだった。ガソリンが高い島嶼部や、ガソリンスタンドが遠い山村などであれば、一段と利便性高くなる。なのに! 三菱自動車は全くアピールしていないのだった。

軽商用車の市場は年間40万台。5%を確保出来たって2万台規模である。そのくらいの潜在需要はあると考えます。やる気の無い人達を全て変え、頑張れば絶対売れるハズ。すでに電気自動車は価格競争力まで身につけてきた。売れないのは、日産も三菱も活気ないからだと思う。

 

 

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