ミラ イース。凄い!

ミラ・イースで最も驚いたのが開発期間の短さである。前回の東京モーターショー以前から着手していたのかと思いきや、何と
2010年に入ってからだという。東京モーターショーに出展したモデルは生産する計画を持っていなかったそうな。5ドアボディにしたのも80万円という価格設定も、ショー終了後に決めたとのこと。

つまり1年9ヶ月で画期的な燃費と価格を持つ新型車を開発しちゃったワケ。東京モーターショーでイースを見たホンダの幹部は「こういうクルマを作らなくちゃ!」と危機感を持っていたが、そのときに着手していれば間に合った、ということです。やはり求められるのは変革のスピードだと強く強く思った次第。

ダイハツの技術者に「ライバルはどのくらいで追いついて来ると思いますか?」と聞いたところ「燃費だけならスズキさんが1年遅れくらいでキャッチアップしてくると思います。でも価格についていえば少し難しいかもしれません。でもスズキさんの場合違うアプローチを持っているので強敵です」。続けて「ホンダはどうか?」。

一秒も躊躇わず「こういったクルマ作りのノウハウが無いでしょうから難しいと考えます」。もう少し深く聞いてみたら、燃費も価格も長い蓄積が必要なのだという。ミラ・イースを買ってバラバラにしても、簡単にマネできないという。ホンダってマネをするようなメーカーじゃないから、やるなら違うアプローチでしょうけど。

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組み付け易いようバッテリー端子にヒネリを入れてある

いずれにしろスズキは手強く、ホンダについちゃ意識していないということ。ホンダの新型軽はタントとムーブの中間のようなクルマになるという情報を持っているらしいが、やはり心配していない模様。かくなる上はホンダに「すげぇ!」とダイハツをビビらせる軽自動車を作ってもらいたいもの。急げば1年9ヶ月です。

・ECOカーアジアは「イースの凄さについて

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6 Responses to “ミラ イース。凄い!”

  1. さね より:

    そんなに凄いのかミライース。現物見たかぎりはゆってるほどは安くはないけど、案外思ったより安っぽくないなぁとしか思いませんでした。燃費はぶっちゃけ試乗じゃわかりませんでした。パワーは家にある前の型のムーヴ4ATと似たりよったりな感じをうけました。そんなに凄いとは!スズキでも対抗するのに一年、ホンダは相手にされてない…。思うことはミライースも半スカイデミオもノッキング回避するためCVTでエンジンと協調制御じゃないと成り立たないんですかね?そこまでギリギリな設計?MTとかATは無理なんですか? だとしたらこの流れからゆうとま今まで以上にこの国はフルスカイ以外はCVTにいくのかな?コスト的なものでMTとかないのか教えてほしいです誰か。CVT嫌いとしては、複雑だな。スカイドライブが希望の星です。これが日本車のエンジンの進化方向だと、素晴らしいのは分かりますが、ダウンサイジングターボにはいかないのかな? まあなんにしても燃費いいのは分かりますが、ここいらでアメリカ方式の燃費測定表記にしてほしいです。現実と離れ過ぎた燃費測定表記はユーザーにもメーカーにもメリットないように思います。

  2. 小林 英弘 より:

    かつてホンダが軽自動車新規格直前に初代JA4ライフを発売し爆発的に売れたのが遠い昔の様ですね…(←いやいや実際、遠い昔の話ですから(笑))。その頃は就職活動(といっても大学院生ですから主流ではなく「就職浪人同様の扱いでもとりあえずOK」の企業を探しまくって飛び込みで!でしたが…文系の大学院生って潰しが効かないから辛いですよ…少子化で大学そのものが倒産する昨今、研究者の枠を増やそうなんて大学なんか皆無です! …なのでハローワークに通ってはそんな「奇特な企業」と面接を細々と…でしたが(笑))と修士論文(フランス文学科の伝統(笑)で全文フランス語!で最低A4用紙50ページ以上!)の同時進行でしたが、「いやいや、そんな訳わからんクルマ(←初代ライフの事です)発売=トゥディ消滅か!?なんて言ってるし!俺の憧れの「タイムグリーンパール」のJA4後期型トゥディ3ドアRS(←64馬力MTRECエンジン搭載の5MT!)がなくなったらどうすんだ!」…なんて思ってたら、あっという間に「トゥディ生産終了」でした(笑)。
    しかし、ダイハツの方の「こういったクルマ作りのノウハウが無いでしょうから難しいと考えます」の台詞、カッコイイですね! 業種は全く違いますが、こんな台詞、一生に一度でいいから言ってみたいものですね!

  3. 団塊eurasia より:

    確かにミラ・イースの1年9か月は頑張ったと思います。
    世の中の価値観の変化や時代の流れ、技術革新の速い現代においては、新型車の開発期間の短縮が自動車メーカーの至上命題です。(開発費用の削減にもつながる)
    私がメーカーの設計・開発部門に入社したころは、紙に書かれた図面(設計図)から実物模型(木型、クレイモデル)→試作型→開発試作車→評価、解析→正規図面→正規(量産)型→生産試作車→各種性能評価(ロードテスト含む)の期間で立上げまで最短4年ぐらい必要とされました。 34〜5年前から初歩的なCAD/CAMシステムが導入され、徐々に開発期間が短縮されてきましたが、最近では高度な3次元CADデータに基ずくCAM、本格的なCAE(コンピューターを使った数値解析、シュミレーション)の活用、他部門とのデータ一元化による同時並行的に仕事(コンカレント設計)ができるようになってからは、最短で2年ぐらいの開発期間になっているようです。
    ホンダはずいぶんと甘く見られているようですが、大型から軽自動車までのフル・ラインナップメーカーであり、ハイブリットや燃料電池車の開発に技術者がとられて軽自動車の技術開発に手が回らない弱みもあるのではないでしょうか。

  4. 真鍋清 より:

    ホンダは目下「売れ行き盤石のフィットに甘えて」軽分野を軽視しているフシが否めませんが、チャレンジ精神旺盛なのがホンダのDNA、いち早くイースシステムを凌駕する660cc直噴ユニットを600kg台のボディに搭載、全幅は現規格の1470mmより100mmスリムな1370mm程度に抑えたNッコロ復刻版をガソリン/プラグインハイブリッドの二本立てのバリエーションで製品化してもらいたいと願っております!そしてそれをベースとした新世代ビートも是非!
    Nッコロ、新生ビートともに全長は3200mm上限に抑え、特にセダンである前者はトヨタiQ(全長2990mm)を上回る後席スペースを確保してパッケージングに新境地を開けばかつてのJA4ライフ登場時の比ではない旋風を市場に巻き起こして我が国業界が「失われた20年」を本格的に脱して新たな開花期に突入するファンファーレに思えて仕方がありません。
    何と言っても今の時代、全幅が1400mmを切っていることは車道に雲霞の如く紛れ込んでくる自転車を安全に追い抜けることに繋がって大変ユーザーにとっては有難いのではないでしょうか。
    軽自動車の世界、既存の1200-1500ccコンパクトカー(ヴィッツやフィット、マーチにデミオ等)の縮小版だけではつまらないのであり、もっと「軽自動車でなければできない事」を徹底追求して具現化する時期に入っているのは事実です―その意味でダイハツにもイースシステムを生かした軽量2シーターや3200mm級の軽を創造してもらえたらと毎度のように夢想している現状です(燃費は40km/lで!!)。

  5. ケイイチ より:

    また失礼いたします。
    その昔、軽自動車を友としていた頃・・。
    三菱の4ナンバー軽ミニカエコノでした。
    タイヤは550cc時代で10インチ、制動は
    ドラム式。スピードメーターは、ONとともに
    188kmを表示するデジタルで5速マニュアル。
    薄くて軽いけれど前席だけは快適に使える感じ。
    当時はアルトとミラの豪華装備?ガチンコ対決
    真っ盛り。 なんだか寂しい装備だけれど・・
    ラリーアートのデカール貼ってラリー車気分。
    規格から違いますが、安価で買えて楽しめる!
    そんな軽4達が活躍していました。
    それから比べるとミライースは豪華な小型車?
    にしか見えません。 
    エアコンもなく真夏に自虐的な長距離走なんて
    してましたが、イースも他の現行軽も得意科目
    は幅広そうですね。
    当時の自然吸気の軽はパワー不足で、スバルの
    ドミンゴが一回り大きなエンジンを搭載してた
    パワー差を記憶してますが、今は越えているで
    しょうね(車重も1BOXですから)。
    ミライースを廉価版みたいに思っていましたが
    ファーストカー以上に使えそうな内容。
    つくづくダイハツ技術陣は軽一筋なんですね。
    スズキは利潤のいい小型車寄りの傾向に・・・
    それでも発表する度、ワゴンRはまとまり良く
    これを契機に軽自動車にもスーパーウェポンを
    開発するんでしょうね。
    スバルにもイースがOEM供給されれば売れる時期
    なんですけれど。
    かつてのヴィヴィオの様に過給器付きで強烈な
    印象のクルマも送り出して欲しいです。
    それと、軽自動車の黄色いナンバープレートです
    が、そろそろライムグリーン色かピンク色みたい
    に鮮やかなアースカラーも採用して欲しいですね。
    海外輸出も念頭に、独自規格のkeiを共同開発に
    及べば、さぞや凄いクルマが誕生するんでしょう。
    マツダが小排気量ロータリーでのシリーズハイブ
    リッド車を生み出すなら、アウディも喰える夢の
    ミニ・ロードスターを送り出せるのかも。
    ホンダシティーのモトコンポ乗っけて!!優しい
    軽自動車も今こそ必要なんですけどね。
    ホンダはバイクでヒト吹かし欲しいところ。
    走行中に電動ミニオフ車を充電して、現地で乗り
    まくる・・・一乗谷?コンセプト?ください!。

  6. エッセ乗り より:

    イースはクルマ購入するなら、第一候補になりそうです。
    エッセから乗り換え考えましたが、まだまだ元気で見た目がお気に入りのエッセを乗ることにしました。
    自己満足ですが、エッセの運転はいろんな面で楽しいです。
    今月の通勤時燃費は27キロです。
    これまた運転がめちゃ楽しいスーパーカブ110を数回加えての数値ですけど。
    スーパーカブとエッセで燃費でも楽しさでもイースには負けなイース(笑)
    燃費の良し悪しはクルマの重要なファクターですが、バ○とクルマは使いよう?なのかも。

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