モータースポーツは華

何と言ってもモータースポーツは自動車産業にとっての『華』である。だからこそトヨタもホンダもモータースポーツに莫大な予算を投じてます。逆に「費用対効果が解らないからムダ」と割り切るアメリカ系のメーカーは世界的に地盤沈下中。もし中国や韓国のメーカーがF1やWRCに出てきたら、遠くない将来、ブランドとなって育つと思う。閑話休題。モータースポーツに於いてハード面と同じくらい大切なのが、人材だ。サーキットで行うレースに関して言えば、ドライバーを育てるべく自動車メーカーも積極的に資金を投資しており、F1まで行けそうなドライバーが何人か出てきた。しかしラリーとなると難しい。ラリーを得意とする三菱とスバルは、商品戦略でツマづき失速中。三菱もスバルも世界中のクルマ好きの間で莫大な人気を持っているのに、理由の違いこそあれ売れ筋モデルを開発できなかった。当然ながら若手ドライバーを育てるという余力など無し。スズキは残念ながら「サポートする」という姿勢を持っていないように思う。実際、スズキのイメージを持つ日本人ドライバー、少ない。かくしてラリー界は若手ドライバー育たず高齢化進行中。しかし! 心強いことに日本も『自動車文化』が育ち始めている。日記にも書いた通り、営利を全く目的としない新人育成のための団体が発足したのだ。聞けば「現役を引退する世代の恩返し。ラリー出場のハードルを低くして若手を育てたい」とのこと。なるほど団塊の世代のパワーたるや極めて大。こういった人達がここ数年でたくさん出てくるかもしれない。しかも我が国はモータースポーツで使える車種の宝庫だったりして。日本もまだまだイケるな、と感じます。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ