ヨコハマタイヤ、クルマ好き路線に舵を切った!

ここにきてヨコハマタイヤが面白くなってきた。第一弾は一昨年にデビューした『HF-D』。オリジナルは1981年にデビューしたタイヤで、私らド真ん中です。パルサーで富士フレッシュマンに出ていた時、ダンロップのSPフォーミュラからHF-Dに変えるとラップタイムで1秒縮まりましたね! 世界的に有名な左右非対称パターンであります。カコ良い!

写真/ヨコハマタイヤ

なぜHF-Dを出したか聞くと「ここ数年、タイヤメーカーは個性が必要だという社内の意見をよく聞くようになりました。そこでショーにモックアップを出そうということになったのですけれど、HF-Dを作っていた世代もまだ会社に残っていて、金型も作っちゃえ、ということになったんです。クルマ好きの皆さんから1980年代用のタイヤが欲しいという声も頂いていました」。

さらに聞くと利益は二の次でいい、という流れになったという。そんなに売れないでしょう、と思ってネット通販だけという流通ルートだったけれど、予想以上の反響のため今年から販売店でも扱うようになっている。確かに1980年代のクルマに最新のスポーツタイヤ履くと車体が負けちゃう。かといって普通のタイヤだと当時の性能を引き出せない。HF-Dならピッタリです。

そして間もなく懐かしの『GTスペシャル』をリバイバルするそうな。ポルシェ356やVWビートルなどに適合するタイヤで、最近入手難になってきた。海外から取り寄せると高価だし。これまたユーザーのリクエストを聞いて復刻を決めたらしい。この10年くらいタイヤメーカーに個性を感じなくなっていた。ヨコハマが元気出してくれたら嬉しいです。

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