ラフード長官

我が国の国交相に相当するアメリカのラフード長官が来日し、精力的に企業を回っている。御存知の通り鷹派イメージの強いラフード長官だけに、2月下旬からヌーミーの賠償金を支払うことを決めるまでの間、トヨタバッシングで暴れまくった。どういった経緯で来日することになったのか不明なれ
ど、招致した人は金星です。

日頃、批判のヤリ玉にしている役人ながら、外国の要人をホンキでもてなす時のホスピタリティ(気遣い、と言い換えても良い)ときたら、おそらく世界トップクラスだと思う。企業側のホスピタリティはもとより万全。日本の企業を回ったラフード長官が、どこでも激しく
満足してること間違いありません(実際、ゴキゲンらしい)。

成田から帰りの飛行機に乗るときには、すっかり親日派になっていると思う。も
ちろん本国に戻れば甘いことばかり言えないだろうけれど、いろんな意味で一つの区切りになることだろう。今後、もし新しい事案が発覚したら、速やかに米国交省に情報公開をするよう心がければいい。「雨降って地固まる」でござる。

喜ばしいことに日本の自動車メーカーの業績は急回復してます。
これも以前書いた通り、リーマンショックによって突如膨れあがった莫大な在庫で激しい赤字決算を余儀なくされただけ。在庫が適正になり、工場の稼働率上がれば黒字など難しくない。しかも海外の市場、ここにきて悪くないですから。

ギリシャショックも大きな影響があると言われていたものの、本日も為替急激な円高に向かうことなく安定している。自動車メディア(今やカンペキに氷河期入りをしちゃいましたね! 明るいニュース見事に無し!)を除く自動車関連産業は、夏前から少しづつ明るさを取り戻してくると思う。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ