レッドブルホンダ、空力性能大幅に進化! ウエットレースなら2勝目の可能性出てきました!

F1ドイツGPの予選が終了した。ポールポジションはメルセデスのハミルトン。2番手にレッドブル・ホンダのフェルスタッペンが入った。僅か0,16秒差でボッタス。これまた僅差でレッドブル・ホンダのガスリー! フリー走行で大クラッシュフしたガスリーながら、調子の良さをキープしてます。フリー走行から好調だったフェラーリは残念なことに2台揃ってトラブル。

1.ハミルトン/メルセデス 1分11秒767
2.フェルスタッペン/レッドブル 1分12秒113
3.ボッタス/メルセデス  1分12秒129
4.ガスリー/レッドブル  1分12秒180
5.ライコネン/アルファロメオ 1分12秒538
6.グロージャン/ハース 1分12秒851
7.サインツ/マクラーレン 1分12秒897
8.セルジオ・ペレス/レーシングポイント 1分13秒065
9.ヒュルケンベル/ルノー) 1分13秒126
10.ルクレール/フェラーリ)タイム無し
14.クビアト/トロロッソ 1分13秒135
17.アルボン/トロロッソ 1分13秒461

ドイツGP始まって少しばかり驚いたのがフェラーリ勢。3回のフリー走行で明らかに速い! フェラーリだけでなく、フォラーリのパワーユニットを使うアルファロメオとハースも好調です。フェラーリは予選も大暴れかと思いきや、どうやらパワーユニットを攻めすぎたらしくベッテルが予選走れず。ルクレールもQ3を走れなかった。このあたりの「攻めドコロ」が難しい。

改めてF1の戦闘能力を見ると、大きな要素は車体とパワーユニットである。加えてパワーユニットについて言えば、直系チームとカスタマーチームに分けられます。基本的に同じスペックと言ってるものの、そうでもないような感じ。とはいえ大きな差はないだろう(レッドブルとトロロッソは基本的に同じスペックらしい。ホンダ、恩のあるトロロッソをキッチリと扱ってる)。

ドイツで”フェラーリ勢”は絶好調だった! アルファロメオが5位。ハースも6位。ルノーのパワーユニットより上位に入った。といったことから推測すると、フェラーリの新しいパワーユニット、現時点で最も優れているのかもしれません。ドイツの予選で本家フェラーリに発生したトラブルさえ解決出来たなら、ホンダにとって手強いライバルになると思っていいだろう。

ホンダのパワーユニットはどうか? レッドブルについていえば、オーストリアから投入した大幅改良版の空力パーツ‥‥主としてフロントウイングなのだけれど、ここを換えたらボディ後半まで影響あります‥‥が良い方向になっているようだ。イギリス、ドイツと高速サーキットなのに予選で素晴らしいタイムを出している。やっとシャシ本来のパフォーマンスを出してきた。

けれどトロロッソを見ると厳しい。7~8馬力向上したスペック3を投入するもイギリス、ドイツと戦闘力は落ちてしまっている。開幕直後はマクラーレンやルノーと正面から戦えていたのに、今やアルファロメオやハースにすら届かない。空力で速さを出してきたレッドブルと対照的です。といったことから考えると、ホンダのスペック3はまだまだパワー不足だと解る。

日曜日の本戦は予想が難しい。天気良ければパワーで勝るメルセデス優位ながら、雨降る可能性大きい。ウエット路面になるとフルにパワーを使えなくなるため、シャシ性能で優れているレッドブル優位になります。パワフルなフェラーリは予選順位からすれば優勝争いに絡めないだろう。となれば天気次第でレッドブル・ホンダ2勝目も十分期待出来るということ! 楽しみです!

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