中国初の国際ブランド「LYNK&CO」、どうやら大暴れしそうです!

数日前、富士スピードウェイで中国の『LYNK&CO』というメーカーが盛大な発表会と試乗会を行った。多くの人は日本でも発売すると思うだろうけれど、今回全く関係無し。「富士山が見える富士スピードウェイを借り切ってド~ンと派手に発表会でもやりましょうや!」ということです。お客さんは中国メディアと見込み客、そして投資家の皆さん(少数の日本メディアも)。

LYNK&CO 03

中国の人からすれば日本は自動車先進国。そこに乗り込み日本人スタッフを駆使してしているブランドを見たら「凄いね!」と思うことだろう。「日本メディアから取材したいというリクエストをたくさん貰ってます」みたいなことを中国人の招待客に自慢していたらしい。たった1ラップ先導車付きで試乗し感謝感激してる日本メディアの姿も皆さん見ている。少し悲しい。

LYNK&COとは?

LYNK&COについては上のリンクを見て頂ければと思う。このブランド、必ず伸びる。なにしろ基本技術がボルボ。加えて「そうならないことを希望する」という意味合いで書いた「スウェーデンを本拠地とするシーアンレーシングと組んでレース」を本当に発表した。2019年のWTCR(世界ツーリングカー選手権。ホンダが参戦中ながら優勝無し)に出場するという。

ちなみに今シーズンのWTCR、ヒュンダイが圧倒的に強いためなのか、日本のメディアはほとんど取り上げない。けれど市販車ベースで争うWTCRの結果は欧州や新興国での販売台数に大きく影響を与えることだろう。LYNK&COは世界の流れを見ようとしない「ぬるま湯JAPAN」と関係無いところで大きくブランドイメージを付けて行くことは想像に難くない。

今回日本で発表された『03』だけれど、ボルボXC40から始まった新世代プラットフォームを使っており、1500cc直噴ターボ+7速ツインクラッチ。ボルボの『T4』に相当する250馬力級2000cc直噴ターボも追加されるようだ。ロシアなどでの価格はボルボより20%程度安いらしく、早くも大注目されてます。5年後のLYNK&CO、日本にとって手強いライバルになっていると思う。

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