乗り換える〜

新型Cクラスの情報を得る度に「う〜ん!」とウナってしまう。事故を回避するための電子制御満載と言ったイメージ。対向車とのスモールオーバーラップ衝突を回避する機能まで持っている。日本仕様でどこまで盛り込んでくるのか解らないけれど、フルスペックで持ち込んできたら驚くしかあるまい。

じゃ日本の技術が負けているかと言えば、そんなことない。そもそも最初にミリ波レーダーとカメラ、電動パワステを組み合わせた制御を採用したのは日産だ。10年間以上にわたり、全く技術を伸ばせなかっただけ。理由はいくつもあるだろうけれど、役員に代表される幹部が足を引っ張るケースも目立つ。

日記にも書いた通り、マツダのアダプティブクルコンは完全停止機能を持っていない。何でなのか聞いてみたら「人間がブレーキを掛けて止まらないとダメだ!」
と言い張る幹部に押し切られたのだとか。多くの開発陣がライバルメーカーも止めているのだからいいでしょう、と主張したけれど譲らなかったらしい。

ハリアーのアダプティブクルコンも完全停止しない。途中で解除されてしまう。こちらはミリ波レーダーの精度が悪くて車間距離を正確に検知出来ないため実現出来ないそうな(よって15km/hまで自動ブレーキも稼働しない)。現場の技術者は良いセンサーを使いたいのだけれど、幹部が許可してくれず。

そんなこと言ってもアダプティブクルコンなんか使わない。売れればいいでしょ、というのはビジネスを考えた場合、正論だ。こういった現象を「コモディディ化」などと称するけれど、日本の自動車メーカーの動きは違う。いや、コモディティ化かもしれないけれど、目指す目標が非常に高い。

ファストフードの売り上げの方が、味で勝負するレストランの売り上げより多いし、コンビニのスイーツも下手なケーキ屋さんより美味しい。ユニクロのヒートテック、暖かい。自動車もコモディティ化しつつ、高い魅力を持っていればビジネスとして成り立つし、国際競争力だって十分キープ可能です。

といったことを理解しつつ、こんな時こそ技術を磨くべきだと考える。私らクルマ好きに出来ることは「魅力的なクルマを買うこと」。10年以上同じクルマに乗っている人にお願い。自動車業界の将来のため、今年は乗り換えましょう。「乗り換えモード」に切り替えてみると、魅力的なクルマもけっこう多いです。


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