事故防止策を考えるも難しい

痛ましい事故が発生する度、技術で防ぐ方法を考えている。ボルボなど2020年を目標に事故で重篤なケガをする人が無い状況を目標にしてます。そんな中「なかなか難しいかもしれない」と思える事故の話を聞いた。今後さらに外国人観光客が増えると右側通行国の人も日本でレンタカーを使うようになる。実際、外国人がレンタカー使うケースは増えているそうな。

ここで質問。見通しの悪い左のブラインドコーナーで対向車が右側通行してきたらどうか? 正解は「右に避ける」ということなのだけれど、左側通行国の日本人ドライバーだと無理。無意識で左にハンドル切る。相手は無意識で右にハンドル切るため正面衝突です。おそらく右側通行の国でハンドル握ったことのある人なら、一度や二度の逆走経験があることだろう。

自動ブレーキの技術で対応できるだろうか? ブラインドコーナーで真正面に出てきたら非常に低い速度域じゃないと間に合わない。カメラを使った車線判読機能で抑止できるか? 2車線ある道の右側車線との違いを判断できない。ナビから情報を得て1車線区間か2車線区間かの情報を得るという連携したシステムを構築する必要ある。そろそろナビ情報も使うべき。

それでもセンターラインの無い狭い道はいかんともしがたい。ちなみに「反対車線走行」は交差点を曲がった直後や、駐車場から道路に出た時に発生しやすく、これまた警告システムの構築が難しい理由になっている。皆さんもイメージしていただきたい。普通に走っていて真正面からクルマが走って来て左に避けたら相手も左に避けて正面衝突なんて悪夢だ。

ただ右側通行国の観光客だって悪気などない。日本人が海外で起こした正面衝突、あまり意識していないけど少なくないのだった。この件、数時間考えたのだけれど良いアイデア無し。ユーロトンネルのイギリス側もフランス側も「仕方ない」と達観しているそうな。この手の事故が増えたら日本じゃ「仕方ない」にならないと思う。皆さん良いアイデアありますでしょうか?

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ