今後に期待す!

スバルがハイブリッドの詳細を発表した。以前書いた「残念な予想」の通りになってしまったようだ。システムはホンダ式(IMA)に断続クラッチを加えたもの。ユックリ加速すれば13,6馬力のモーター単独でも走行出来るものの、電池はプリウスの半分以下の0,6kWhと少ない。ノロノロ動く時だけしか使えまい。

電池もリチウムではなくイマドキの新型車と思えぬ(トヨタくらいしか使っていない)ニッケル水素! 驚いたことにブレーキは電子制御じゃない。エアコンもモーター稼働のコンプレッサーを採用していなかった。せめてリチウム電池+電制ブレーキ+モーター式エアコンだと思っていたのに。これじゃ10年前のシステムだ。

ちなみに回生能力はモーターが10kWなので最大8kW程度。回生出来る量も少ない。だからこそJC08燃費で26%しか向上しないんだと思う。もちろんスバルだって技術レベルが低いのは100も承知。おそらく凝ったアイドルストップと同等の10万円高くらいで出してくるのだろう。その程度しかモトが取れないです。

発表会で「トヨタの技術援助は受けていない」とコメントしたそうだけれど、そらそうだ。トヨタが援助したら、こんな古いシステムなど使わないと思う(電池だけトヨタ式)。素晴らしいアイサイトをトヨタが使わないのと同じく、下を見て1万倍は効率の良いトヨタのハイブリッドのノウハウを使わないのだから驚く。不思議です。

スバルは技術屋集団だと思っていただけに失望が大きい。以前も書いた通り、こんな古いハイブリッドを開発する予算と工数あるなら、素晴らしい素質を持っているディーゼルに注力すればよかったと思う。それともスバルのハイブリッドシステムを発展させる計画を持っているのだろうか? だとしたら納得出来る。

現在のモーターを40kWくらいに置き換え、電池も1,5kWh級のリチウムにすれば次期型フィットや日産のような本格的1モーター式ハイブリッドになる。実用燃費だって大幅に向上出来ることだろう。モーターを80kWにしてエンジンを2気筒にして発電機と組み合わせれば、アコードHVと同じ2モーターになります。

という計画を持っているならスバルらしい。批判、失礼しました、とお詫びするくらいインパクトのある次回作を期待します。

・ECOカーアジアは「スバルのHVは10万円差なら買いか?


8 Responses to “今後に期待す!”

  1. G35X より:

    XTクーペ(アルシオーネ)などという珍車まで所有
    したことがあるスバル好きにとってこのニュースは
    幻滅です。プリウスの遊星歯車による複数のトルク
    源と発電源をクラッチなしで自由に組合すことの
    できる方式のエレガンスに比べ、スバルシステムは
    「こうすればできるはず」と言った実力行使形ですね。
    これで「後出しジャンケン」とは情けない。 
    国沢さんの仰るとおり1200ccほどのH-2エンジンと
    100馬力ほどのモーターをクラッチを介してパッケージ
    すれば、その出力軸にはMTでもATあるいはCVTの
    いずれもつなぐことができて、モーターのみの走行時には
    ホンダIMAのようにバルブ総閉じなどいう苦肉の策を
    とらなくてすむ。 エネルギー回生時にはこのクラッチ
    を切り、別のクラッチでプロペラ軸とモーター/発電機
    を直結し電制する。 H-2ならこのくらいの装置を
    エンジンルームの中に収めることができるのでは?  

  2. 白木 晴幸 より:

    トヨタと提携するまで開発していた電池を放棄した事で当初のHV計画が大きく遅れたままでの発表になったのでは…?
    今回は技術屋集団の意地が裏目に出たように見えます。システムは何年か前の東京モーターショーで発表されたモノの発展型?のようにも思えるのですが…(古臭いことに変わりはないですが)。
    国沢さんの仰るように手持ちのFA型をバッサリやって2気筒でHVシステムを再構築してもらいたいですね。

  3. お惣菜 より:

    このような残念なシステムのHVだと、あとはまだ発表していない価格に期待するしかないわけですが、いろいろなサイト見てても今のところスバルの方の価格に関する言及が皆無ですね。XVのフラッグシップとか言って不可解な価格設定をしてきそうな予感さえします。私もプラス10万円なら買います。

  4. とある群馬の富士重症 より:

    一つ気になるのはアイサイトと連動している点。
    もし回生をアイサイトに一任できるモードがあれば、
    実燃費は予想以上に向上するのではないでしょうか。
    おそらくスバルは遥か昔からEVが普及することは予想してるでしょうから、
    アイサイトによる効率的な回生技術は今後必要だとしても、高出力・大容量のHVは必要ないと判断したのではないかと。
    自分もマグネシウム電池の存在を知ってからは、
    EV普及を確信しました。
    なにより群馬県の平野部は全国的にも日照時間が長く、
    マグネシウムの再生には向いている地域です。
    今さらどう頑張ってもHV技術で他に追いつくのは不可能ですし、「なんちゃってHV」で十分だと思います。
    重要なのは「アイサイトと回生が上手く連動できるか」なので
    スバルのハイブリッドといったら?
    IMAでしょ!

  5. AWD より:

    スバルの全駆方式でいえばビスカスLSD付きセンターデフ方式AWDが完成した段階でしょう。このあと2モータさらに後輪専用モータを装着してプロペラシャフトなくした3モータ・4モータが出てくると思います。

  6. nogawan より:

    日経にスバルの日月(たちもり)さんのインタビュー(下記アドレス)が載ってました。日月さんは嘘は言わない人と思います。
    http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0903G_Z00C13A4000000/
    要は"トヨタの島を荒さない"と云うメーカーの理論のようです。逆に、もしアイサイトがプリウスに付いたら、スバルの日本での好調な販売は無くなるでしょうから…メーカーの理論が優先なんですね、ユーザーの利益や交通事故を減らすという社会的責任よりも…

  7. COLT より:

    サンバーのシリーズ式ハイブリッドに期待していたのも今は昔。
    BRZを得て失った物は大きすぎましたね。

  8. ぬぺきち より:

    ハイブリットは燃費でしょ。
    ハイブリット生産してる事のイメージUPにはつながるけど、
    後出しジャンケンじゃぁつまらないでしょ。
    胸を張って『これがハイブリット!』と言える、
    スバルらしい車を期待してます。

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