呉越同舟

何と! GMとフォードが共同で9速/10速ATの開発をすることになったという。すでにZFは9速ATの開発を終了しているけれど10速になると驚くばかり。車重のあるSUVなど、ギア段数多い方が燃費改善効果高いのだという。確かにエンジンも熱効率の良い回転域が狭くなってきた。燃費を稼ぎたいんだろう。

ただ1社単独で多段ATを開発するとなるとコスト的に高くなる。そこで機械部品は共用とし、制御系だけ個別で開発しましょうという提携を結んだワケ。GMとフォード、日本で言えばトヨタや日産、ホンダのような関係だ。日本の場合、アイサイトのような安全デバイス一つ取っても認めたがらない。否定から入る。

だったらアイサイトより良い製品を開発できるのかとなれば、未だに追いつけない状況。切磋琢磨が技術力を育てる、という人もいるけれど、なぜオールジャパンで徹底的に磨き、コストダウンしようと思わないのだろうか? 日産とホンダでボルボのように違うシステムを共同開発し、コストダウンすればユーザーが喜ぶ。

考えてみたら今までも日本の自動車メーカーは部品メーカーを通して共通化を行ってきた。専用開発のつもりでいながら、大半のパーツを共用していた、なんてことも多かったワケ。今後、日本が世界と戦うための技術や装備は、密かに共通化していけば面白い。アイサイトのように宣伝しちゃうからプライドが許さない。

ツインクラッチATやモーター、インバーターなど共通でイケると思う。もう少し広範にし、ディーゼルの排気ガス浄化装置とかインジェクションだって共通化出来そう。欧州に於ける日本勢の弱点は、ディーゼルのラインナップの薄さ。トヨタとホンダとマツダで1,2リッターと1,7リッター、2、2リッターを作るなどどうか?

ルノーと組んでいる日産を混ぜればV6までラインナップ出来る。これだけディーゼルが揃えば、どの車種にも搭載できることだろう。ミッションは同じくツインクラッチATを共同で開発すればよかろう。量産効果が理由で作れないアイテムは、すべて解決できるんじゃなかろうか。これ、経産省の仕事ですかね。


2 Responses to “呉越同舟”

  1. blue swan より:

    国 さん こんにちは
    技術その他の共同開発などまさに正論です。できないのは、営業面で問題あり? いつやる? 今でしょ!

  2. はる より:

    ATを進化させると聞けば驚きという反面、彼らは当分電気自動車開発は無視なんだなって表れも意味してるかと。日本は…トヨタのようなハイブリッド車開発という大冒険や他社と同等または傘下型提携もせず、ルノー・日産の提携すら傍観してた方々は、取り残された感が大きい。安全装置のデバイスも実は傍観してるのかもしれない。ますます競争から取り残されるでしょう。国沢先生の意見通り共通化は重要だし、何より他の海外メーカーは脅威に感じると思う…やっぱ特許収入の関係で共通化しないのかな。

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