売られたケンカ

松下センセイが御自分のブログで「レギュラー入れたら燃費が10%悪くなった、と書いている。シロウトのブログなら気にしないけれど、プロだからして見逃せない。というか、松下センセイは40年クルマで喰ってる。車載燃費だって付いているし。もしかしたらシトロエンC5って本当に10%悪くなるかもしれない。興味津々。

松下センセイのブログ

ぜひ厳密なるテストを行いたく思う。街中など加速が入ると運転によって走行条件が変わってくるので燃料の差にゃならぬ。幸いC5にはクルーズコントロール付く。100km/h巡航だと度々トラックに引っかかり加減速をしなければならないので、90km/hでクルコンをセット。計測は20kmも走ればOKで
しょう。

具体的にはレギュラーでテスト。その後、ポンプでガソリン抜きハイオクを入れ、50kmくらい走ってさらにハイオクを入れる。これでハイオクに切り替わります(以前ベストカーでやった方法)。この状態で同じ区間を走り、車載燃費計の数字を比べれば確実。4%以上変わったら私の負け。
金髪になって大恥をかきます。

逆に4%以内の差だったら松下センセイに金髪になって頂く。私は原稿を書くとき、そのくらい真剣になってます。もし松下センセイが「いやだ!」というなら結構。自分の原稿に自信ないと言うことですから。プロとしちゃ恥ずかしいが、それも人生観だ。この企画、雑誌に持ち込み、公式なジャッジをしてもらいたいと思う。

ちなみにC5の要求オクタン価はRON95。日本のスタンドで売られているレギュラーだとRON91程度。アクセル開度にして半分以上だとノッキングして点火時期を遅くする制御入れるため熱効率悪くなるかもしれないが、普通に使っている限りは点火時期そのまんまだと考えます。レギュラー入れて悪化する要因無し。

さてさて。松下センセイが受けてくれるか、それとも尻尾巻いて逃げるか現時点じゃ予想出来ない。まぁオトコらしく受けてくれることでしょう。プロですから。もちろん私が間違っているかもしれません。シトロエンだ
け特殊な燃調を取り入れているのかもしれない。フランス車は試したことないので。そのときは金髪になるのみ。

・ECOカーアジアは「リーフの真の電費

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8 Responses to “売られたケンカ”

  1. motocompo より:

    日本人は外車、特にドイツ車もつとタイヤからバッテリーからすべてオリジナルじゃないだめみたいな迷信にとらわれてますが、こういう現象他国ではまったくないですね。米国ではBMWにファイアストーンなんてあたりまえ。日本でドイツの怪しいバッテリー使う人って分かってないと想います。変換端子プラグで国産バッテリーつかうのが通です。
    その意味で欧州車にレギュラーつかった場合の燃費おおいに興味あります。
    松下さん負けたら坊主刈りというオプションも用意してください。金髪の松下さん考えただけで恐ろしい(*^_^*)。

  2. 小林 英弘 より:

    何だか穏やかではないタイトル…と思ってリンク先の松下さんのブログを見ました。
    松下さんのブログにコメントされてる方々は「国沢さんは高飛車」「一方的な挑発」「自分勝手」と散々なコメントをされていますが…
    そうではないでしょう? 国沢さんの真意は「プロの同業者なら他の同業者のブログなどチェックするのは当たり前! 俺が『エコカーアジア』でコメントした翌日にそれを否定する内容のコメントをするのは、素人さんならともかくお互いプロなんだから、明らかにコレは俺にケンカ売ってるよね?」ですよね? でなければ「国沢」の「く」の字も出て来ない松下さんのブログに国沢さん程の方がムキになって噛み付く筈がないですよね。言い換えれば松下さんをプロの同業者と認めているからこその「売られたケンカ」なんですよね?
    私は趣味の方面で刀匠の方やガンスミス(←もちろん実銃ではなくエアガンのチューニングの達人の方です(笑))と交流がありますが、どの方も分野は違えど同じ「プロの誇り」を感じます。「揺るぎない自信」と言い換えても良いでしょうか? 国沢さんとは面識はありませんが、このwebサイトの文面から同じ様な「空気」を感じます。なので私は国沢さんを応援しています。
    PS:ハイオク指定のクルマにレギュラー…って非常に魅力的ですが、ウチのトルネオ君は旧世代の「パワーが正義」時代のF20B。レギュラーはやめときます…(笑)

  3. COLT より:

    もちろん松下さんの愛車で松下さん同乗でのテストを行って下さい。
    広報車だと個体差とか広報チューンなどの逃げキーワードがあるので・・・・・。

  4. けむけむ より:

    燃費とは関係ないですが昔ZXR400乗ってた時に、
    ハイオク入れたら逆にエンジン吹けなくなりました。
    でレギュラー入れたら調子が戻りました。
    それ以来、指定油種は守るようにしてます。
    レギュラー仕様にもハイオクは入れてません。

  5. 今はプリウスα乗ってます より:

    ハイオク仕様にレギュラーを入れても燃費は変わらないというのは、クルマと使用状況によって変わると思います。
     おそらくNAは燃費影響は少なくて、最大トルクを1500rpm程度で発生する1.5L前後の直噴ターボに1.5t程度の重いクルマの組み合わせだと燃費影響が出る可能性が高いと思います。
     特にターボの場合はメーカーごとに設計やセッティングの考え方がいろいろあるでしょうから、一律で語れないのでは?と思います。
     ケンカとか金髪とかは雑誌に企画を売り込む為の演出なのでしょうけど、できればシトロエンC5だけでなく、様々な車種で様々な運転状況でハイオク仕様にレギュラーを入れた時の影響を松下さんと一緒に記事にして頂けると良いかと思います。
     これとは別に個人的に興味があるのは、マツダCX-5のスカイアクティブGは日本仕様は圧縮比13ですが、欧州仕様は14です。この差でどのくらいの燃費差が出るのか?が知りたいです。もし、10%以上欧州仕様の方が燃費がいいとなれば、もったいない話だなと思ったりしてます。
     更に言えば、日本のハイオク(98RON)専用設計&専用セッティングにした場合、レギュラー(90RON)比でどのくらい燃費が向上するのか?にも興味があります。
     

  6. CVCC より:

    結果は非常に楽しみです。
    ハイオク指定の車にレギュラーを入れるのは、イメージとして
    1.パワーが落ちる
    2.トルクが落ちる
    3.燃費が落ちる
    4.エンジンの寿命が縮む(エンジンを痛める)
    とのイメージがあります。
    1.2.は仕方がないとしても、落ち具合が気になりますし、
    3.があまり変わらなくても、長期的には4.が起こってしまう懸念があるならば、やりたくはないと、皆考えると思います。
    そのため、長期的な連載記事として、3.のみを追求したような片手落ちな記事にならないで欲しいかな、と感じます。
    また、日本車と欧州車、または各国の車でも車の信頼性は変わってくると思いますので、同じクラスの現行型の日本車、ドイツ車、フランス車(出来ればシトロエン)、イタリア車、アメリカ車あたりで比較して頂けるととても参考になります。
    国沢先生の独自のご指摘や切り口はいつも楽しみに読ませて頂いておりますし、ベストカーも毎号読ませて頂いております。
    記事が実現する事を非常に楽しみにしております。

  7. 買取屋 より:

    ウ〜ン…何となく〜不況を反映した論争と云うか〜道路環境と燃焼効率の考え方の違いか…?日米はレギュラーで欧州はハイオクが基本ですよね。以前〜共に指定外オクタン価で試した所〜始動性やノッキング〜加速も燃費も芳しくなかった記憶が有ります…補正はするので壊れたりしませんが不調になりやすく〜ディーラーのサービスにも止められました…渋滞と信号だらけの走りにくい環境下で〜ハイパワーやハイオクを垂れ流すのも〜やはり考え物かと…

  8. YJ-GG より:

    時たま拝見させていただいております。毎回なるほどと目からうろこが落ちる思いをさせてもらっています。
    免許取得してからもうじき50年になりますが、松下氏のハイオクの販売は80年代半ばは、無鉛ハイオクの間違いでしょう。有鉛ガソリンのころからハイオクはどこのガソリンスタンドにもありました。
    昔KPGC10スカイラインにも乗りましたが、確かレギュラー仕様もあって、そっちはまるで売れなかったような記憶があります。ボケで思い違いかもしれませんが。

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