大阪オートメッセ

よく「なんでベルファイア/アルファードは年間8万台以上売れているのに、エルグランドが1万台少々しか売れないのか?」
と聞かれる。オートサロンを見るとよ〜く解ります。ベルファイアやアルファードの顧客層は、いわゆるヤンチャな人達。普段着がジャージとか、鯉の模様の入った服など着てますワな。

日産のディーラーに行くと、やっぱし営業マンだって上手に対応出来ない。そらそうだ。私だって積極的に関わり合いたくないですから。当然の如く一線を引いた付き合い方になってしまう。一方、ヤンチャな人達ってメンツを大切にする寂しがり屋なので、ツッケンドンな
対応なんかされたら絶対クルマなんか買わない。

トヨタだとどうか? 営業マンはベテラン揃い。地方のヤンチャなお兄さん達が来ても、たい
てい親などに人間関係を持ってる。「ああ〜! ナニナニの誰さんの息子さんですか!」といった具合。ヤンチャなお兄さん達は知り合いを出されると突っ張らないし、けっこう根っこは素直でやさしかったりする。

その上でトヨタの営業マンは「誰々さんの息子さんなら頑張りますよ!」といって商談をしてくる。トヨタの後に日産に行ったり、日産の後にトヨタに寄ったりすれば、こらもう説明するまでも無い。絶対にエルグランド買わないです。思ったより
キャラバンNV350が売れないのも同じ理由。ここがツボなのだった。

果たして日産にトヨタのような営業は出来るだろうか? 今の状況を見てると「難しいでしょうね!」。もし日産がホンキでエルグランドとかキャラバンNV350を売ろうとするなら、抜本的な営業の改革が必要だと思う。例えばディーラーに1人づつ地元のヤンチャ上がりの営業マンを置くとか。

いずれにしろオートサロンに行くといろんなことを考えさせられる。勉強や修行をしたいなら2月14〜16日に大阪で開催される『オートメッセ』に行くことをすすめておく。きっと考えさせられることがあります。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ