奥行きは深い!

今回ネオチューンの喜多見さんや小澤さんなどと、ジックリとショックアブソーバーについて話をする機会があった。ネオ
チューンの詳細は機密なのだけれど、概要を教えてくれました。いわゆる目からウロコというヤツであります。私、物理的な特性を持つ機械に精神論など無いと
思っている。キチンとした理屈が無い製品など信じない。

以下、説明としちゃタイヘン不親切な内容になります。ネオチューンはショックアブ
ソーバーメーカーが絶対にやらないことを行っている。なんでやらないのかといえば、自動車メーカーの要求レベルに答えられないからだ。自動車メーカーが要
求するのは、減衰力の均一性。どのショックアブソーバーの減衰特性も同じじゃないとダメ。

実際、KYBなどは自動車メーカーから「試作品
と量産品のバラ付きが大きい」というモンクを何度も受けている。まぁKYBだけに限りませんけど。しかしメーカーが指定する減衰力特性は案外クリア出来て
おり、問題となってるのはデータとして現れないブブンの減衰特性だったり、微少入力時のフリクションだったりする。

ネオチューンは「減衰
力特性」で表示すると、大きな入力についちゃ一定の特性を示すものの、ピストンスピードの低い領域は若干バラ付く。というか、物理的にバラ付きを無くせな
いオイルの使い方をしている。喜多見さんによれば「KYBもネオチューンがやっている技術的な内容は知ってます。でも絶対同じことはやらない」。


いうか、やったらバラつきが出てメーカーから拒否されるだろう。ただネオチューンでバラ付きが出るのはピストンスピードの遅いところで、しかも乗っていて
ほとんど差を感じない領域である。特にショックアブソーバーが動き始める領域なのだった。動き始める時の立ち上がりカーブの傾斜をイメージしてもらえばい
いだろう。

安定しないオイルの使い方と言えば、そう多くない。ショックアブソーバーに詳しい人なら十分過ぎるヒントになるだろう。いや、
乗り心地が滑らかになる使い方だと相当限られてくる。これ以上書くと内容に踏み込んでしまうのでやめておく。いずれにしろ大いに納得したし、今後も大手
メーカーは絶対に同じ技術は使わないと思う。

逆に「乗り心地は間違いなく良くなるでしょうね」。KYBのように均質性が高く、耐久性も高
いショックアブソーバーをネオチューンすると、相当のレベルになる。まぁ今後も手広く展開する気もなく、かといってなかなかマネも出来ない内容。大もうけ
しなければ叩かれることもないかと。信じる人だけが買えばいいと思う。

ちなみに海外のショックアブソーバーメーカーでネオチューンのよう
なオイルの使い方をしているトコロはあるのか聞いてみたら「無いと思います」。手先の器用さとカンを必要とする作業で、量産も出来ないのだそうだ。いろん
な意味で疑問が解消できて興味深かったであります。やっぱりショックアブソーバーの世界は奥行きが深い。

・ECOカーアジアは「引き続きリーフの詳細情報


2 Responses to “奥行きは深い!”

  1. オロネロ より:

    なるほどイメージ出来ました。
    バイクでは何年も前から、低速と高速で別々にセッティング出来るサスが標準で付いています。
    もちろんコストの掛けられる、ごくゝ一部のスポーツバイクです。(サーキットがメインのもの)
    ネオチューンの場合、オイル側だけでやっているのですね(勘違いだったらごめんなさい)
    しかしバイクでやってるから、サスメーカーもノウハウはあると思うのですが・・・
    やはりコストの問題でしょうか?

  2. さね より:

    奥深いんだなぁショックアブソーバー。いかにメーカーがショックアブソーバーコストかけるかによってかなり変わるんだろうな。疑問なんですが、サスペンション形式は問いませんけど、トラックに使われるリーフスプリングリジットから最新?マルチリンクまでサスペンション設計、ボディー剛性は関係なく、ショックアブソーバーよくすれば乗り心地は全部改善されるんでしょうか? それならリンク数が多いいマルチリンクいらないよーな? よほど上手い設計、経験値でないとマルチリンク難しいよーな?リンク同士干渉して動きが綺麗にストロークしなそうで…。なるべく単純な形式がよいと思うんですが個人的にショックで全てカタつくなら。 絶賛ポロと同じトーションビームの愛車インサイト、時期マイカー候補だった新型フォレスターのボコボコ具合の話を聞くと設計事態も?て感じがするんです自分的には、素人なんで分かりませんが…。 横剛性が無い、作りが華奢だと固めないとパワー受けとめられないよーな?さらに重心やロール軸上がるとなれば尚更…予想です。それでもショックでなんとかなるんでしょうか? 評論家先生の多くはトーションビームに比べると、Wウィッシュボーンやマルチリンクだと乗り心地とハンドリングが良くなりやすいとか評価しますが、個別の車種の形式設計に詳しくリンクがなんたらかんたら素性悪いとか専門的な指摘は皆無形式と結果ゆうだけ。高い買い物なだけに個人的にはオーバークオリティなぐらい素性がよくショックもいい車に乗りたい。先生はいいか悪いかは書いてくれますが、他の評論家先生は欧州車は最高誉めて、日本車も出た時は誉めちぎってますが、もうそれはいいですメーカーとの関係ありの食い扶持ですからね。サスペンションの素性のよさとか、ショックが安物でも変えればよくなる、または変えてもボディーからサス設計が悪いダメとかそこまで突っ込んでくれたら買う側としては助かるかなぁ。 ちなみに新型フォレ素性悪そうな…。18インチでも乗り心地よい新型ランダーのほうが素性よさそう… また悩む。でもなぁ海外純正ヒッチメンバーの設定あるのに日本では想定外…MT用か?CVTが耐えられないのか? フロントワイパー熱線もライトウオッシャーもないし日本仕様… 良いassistの前に雪、泥で汚れた時に視界確保がまず先でしょ。真面目スバルの改良待つかな…。ちなみにWRCグループA全盛は市販車と違い、リヤもストラットでしたね〜

このページの先頭へ