安倍首相退陣で自動運転風は弱まる?

我が国に於ける自動運転の旗振り役は明らかに首相官邸である。本来、国交省も警察庁も自動運転と距離を置きたがっていた。国交省についちゃ遅々として進まぬITSに代表されるインフラと組み合わせた自動運転しか考えていなかったため、2020年の実現など考えていなかったろう。警察庁も自動運転の大きなプロセスである「手放し運転」を認める気など皆無でありましたね。

そもそも今や世界で最も高い成功率を持つ宇宙ロケットですら、輸送業務についちゃ行うも、人を乗せようという動き無し。国際宇宙ステーションまで人を送迎出来るようにしておけば、いざと言うとき役立つかもしれないのに。基本的に誰も責任を取りたくないという体質なのだった。そんな中、自動運転は安倍さんが強く希望。忖度した周辺が強力に動いてきた、らしい。

安倍さんが交代になったら、おそらく自動運転への流れは相当弱まると思う。メンツ保つべく、一部区間で自動運転のバスなど取り入れるだろうけれど、そもそも乗用車についちゃ不要だと考える。一方で、自動ブレーキや逸脱防止を狙ったレーンキープアシストは首相官邸マターじゃなく事故を防止しようという世界的なニーズ。負けないよう、粛々と進めていくべきだと考えます。

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