家電産業厳しい

圧倒的な人気&シェアを誇っていた日本の家電産業が試練の時期を迎えている。日本国内こそ依然として国産ブランドしか売れていないものの、海外に出ると非常に厳しい。大のお得意さんだったアメリカ市場など酷いモノ。カメラ類を除き韓国勢に叩きのめされてしまっている。冷蔵庫や洗濯機に代表される白物家電だけでなく、TVもアカン状況。ヨーロッパも同じ。ここにきて比較的強かったアジアまで苦戦し始めた。なぜか? おそらく作る側が白物家電に対する『夢』や『情熱』を失ってしまったからだろう。なんせ私の世代ですら冷蔵庫や洗濯機など「当たり前の道具」ですから。けれど日本の家電製品が世界の覇権を取った時代の白物家電を作っていた人達にとっちゃ、洗濯機とか冷蔵庫、TVって”神器”。憧れの存在だったワケ。夢や情熱を持って開発していたのだ。それが製品に、にじみ出ていたんだと思う。こういった流れを見ると、自動車も大いに不安。現在の30歳代前半の人達は、クルマに対する夢や憧れという観念極めて薄い。こういった世代が40歳代後半になると、日本の自動車産業も斜陽になるかもしれません。悪い流れを引き留めることの出来る数少ない「文化」がモータースポーツだと思います。3階建ての波の海に飛び込むくらい、トップレベルのモータースポーツのカッコ良さは普遍性あります。

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One Response to “家電産業厳しい”

  1. エコ より:

    ホントに極々紙一重の部分で市場を奪われてる気がしますね。製品の醸し出す全体の緊張感、みたいなデザイン学校では教えてくれない部分にも思えてしまう。もっと間口の広い宗教性のあるデザインを追及してもらいたいですね。ま、価格の問題もあるんでしょうけど。最新の携帯電話、どれも同じに見えてしまって購買意欲沸きません。

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