我が国は冷たい!

トヨタ自動車という企業は我が国にとって非常に重要である。トヨタの収支が決まらなければ貿易黒字の額や税収を確定出来ないほど。傘下の企業まで含めれば、日本の雇用の5%近くを占めるのだから凄い! 他の国なら、国家にとって重要な企業がこれほど叩かれたなら、何らかのバックアップをすることだろう。

なのになのに! 鳩山首相も前原国交相もまるで他人事のようなコメントしか出さない。そればかりか、国交省などはトヨタのリコールや不具合についてプレッシャーを掛けるようなことまで行ってます。なんでここまで徹底して冷たいのだろうか? なのに豊田社長は海外から日本にトヨタの軸足を戻そうとしてます。

トヨタに限らず自動車メーカーは日本という国を忘れた方がいいと思う。というか日本で
自動車メーカーを続けていくの、労働コストや二酸化炭素の排出量の問題などを考えれば非常に難しい。となれば海外で生きる術を磨かなければならない。海外で愛される企業になる、ということであります。

民主党政権になっていろんな意味で期待したけれど、トヨタバッシングを見ていると自民党時代と同じく貴重な外貨を稼いでくれる企業に冷淡。欧州のメーカーなどは、日本の大使館で自国のメーカーのイベントなどを開いてくれる。日本じゃ考えられない。私も語学力と商才あったら日本から飛び出すと思う。

さてさてトヨタだった。1日でも早く元気を回復して貰いたいと強く願う。自動車好きにとっちゃ迷うことなくトヨタは仲間です。もっと踏み込んで言えば、トヨタという自動車メーカーを私は愛している。それだけに空気読めずにミスリードしている人が腹立たしいのだった。なんとかならんのか?

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10 Responses to “我が国は冷たい!”

  1. T.S より:

    私も民主党政権に期待をいたしました。
    お金の問題にはとやかくは申しません。
    ひとつだけ、命を守りたいのなら、国民の生活のための仕事の場を守る、最大限の努力をしていただきたい。確かにトヨタは私企業として脇が甘かったのかもしれないが、事が起こったときに自国の国民と権益を守るのが国家ではないのか・・・・こう思うと腹立たしい昨今です。

  2. samine より:

    やっぱり労組中心の民主党は企業には冷たいのでしょうか…[E:sad]
    ただ、経団連とべったりだった自民党ですら個々の企業へのフォローは余りない感じでしたが。
    兎に角、世界各国の政府がそれぞれの経済界とのパートナーシップを大事にしている中、我が国の政府は極めて心許ないです[E:bearing] ていうか、日本の政府は何のためにあるのか?自国の経済や産業に責任を持つのが政府なのではないのか?[E:pout]
    民主党政府は日本の産業を助けようという意志がないのなら、こんな政府は要らないデス。産業あってこその「国民の生活」なのに、このテイタラクで「国民の生活が第一」とはネ…[E:bleah]

  3. FB より:

    鳩山は日本より地球が大事、
    日本は日本人だけのものじゃない。
    って常日頃から言っているのだから、
    これは当然な気がします。
    で、これだけ日本人の納税者、企業に冷たく
    しても人や企業が日本から出て行かないと
    タカくくっている民主党。
    貧乏人が残る貧乏な国家に向かって一直線です。
    私の身近な人も、移住に向けて準備している人も現れましたし、
    若い世代から日本を捨てる人も増えてくるのかなと思っています。
    もはや、工場の流出はとまりませんし、いまさら最低賃金引上げなんて間抜けなことやっても意味ありません。さらに工場が減るだけです。
    このままジリ貧かと思うと残念でなりません。

  4. いひゅもん より:

     それでも健全な企業はやっていかねばならないのです。
    これまでもそうでしたし、既存の政党のどこが政権を握っても日本では恐らくこれからも大きくは変らないでしょう。仮に政権与党が何かやろうとしてもやはり官僚が実権を握り前例に沿って実務を動かしているのですから。そして、かって本田宗一郎さんが政府官僚と喧嘩しながら企業を発展させて来た様に、多くの企業は政府に頼らずに、時には逆に政府の横槍をくぐりぬけてやってきたはずです。追い込まれた時に、それなりの出血を伴いながらも何とか切り抜けて回復する力をトヨタは持っているはずです。その力の方向を大きく誤らなければ・・・。
    下手に表立って政府が援護射撃をすれば米国に対しては逆効果かも知れません。日本政府は外交交渉と同じでそんな援護射撃しか出来ないと思います。
    裏で上手く立ち回ること等、日本に出来る訳有りませんから。

  5. えうのい より:

    今回の米国での騒動で日本の政府が何もしないで良かったと
    思います。
    鳩山政権は大変に愚かな政権で外交的には終わっているので
    むしろ何もしないでくれた方がトヨタにとっては良かったと
    思います。
    オバマ政権、日本政府が何か言ってくるのを待ち構えていた
    のかもしれません、外交のカードに使えますから。
    しかし何の反応も無し、トヨタをサポートするどころか逆に
    足引っ張りするのを見て驚いたでしょうね。
    「あいつら本当に馬鹿なんだな、馬鹿に何行っても無駄だ」
    しかし鳩山総理の「トヨタ問題は日米関係に影響を与える事
    はない」って発言を聞いた時は、馬鹿なのか非常に狡猾なの
    か一瞬測りかねましたが、まーただの馬鹿なんですが。
    今回の公聴会はトヨタにとっても議会及び米国国民にとって
    もいい終わり方をしたのではないでしょうか。
    何をもって勝利と考えるかなのですが「公聴会で勝利する」
    だけと限定するなら、ディベートの達人ローレンス・サマー
    ズ見たいにボコボコにしてやろうと待ち構えていた議員を逆
    にボコボコやっつけるのが「勝利」です。
    豊田社長、稲葉現地法人社長もサマーズみたいな「勝利」は
    していません、この観点からは勝ったとは言い難いでしょう
    しかし米国ビジネスしていかなければならないトヨタからす
    れば、サマーズみたいな「勝利」は勝利ではない。
    議会、米国国民敵にまわしてビジネスできませんから、実際
    サマーズは山のごとく敵を作ってしまうわけです(サマーズ
    自身はその事を全く気にしない人ですが)。
    まず、きちんと事故にあった方、議会や米国国民に謝罪し
    再発防止のコミットメントを行い、トヨタの品質・安全基準
    環境の価値観を訴え続けたわけです。
    逆に言えばそれしか出来なかったのでしょうが、実直に言わ
    れ続けた為、議員側も屁理屈をコネないので責めようがない
    (トヨタを潰す目的がないかぎりですが)。
    ダリル・アイサ議員は、この日は手加減していましたし。
     ※電子制御の不具合だけは頑なに否定していましたね
      トヨタにとって譲れない一線だったと判断しています。
      何となく訴訟などの金銭的なことではなく、何か別な面
      で譲れないと言う感じを受けました。
      技術的なことは不得意なのでよくわかりませんが。
     (このブログはその点素人の私には有り難い内容でした)
      
    いずれにせよショーは終わりました、翌日のNYTの1面にもト
    ヨタの公聴会は載っていませんビジネス・セクションに書い
    てあるだけです。
    稲葉現地法人社長は典型的なアメリカで鍛え上げられたビジ
    ネスマンですね、議員の意地悪な質問にも的確に回答してい
    るのでよくわかります。
    それと通訳の方、素晴らしい人でした。知人に教えてもらっ
    たのですが、現在の日本で知りうる限りで最も優れた通訳だ
    そうです。
    ——————————————————
    カルフォルニア州のヌーミーについて。
    ヌーミーは閉鎖して問題ないと思います(閉鎖すべきです)
    トヨタは前々からヌーミー手を引きたかったのではないで
    しょうか(憶測ですが)
    リーマンショックから続いた1兆円下方修正した時、これ幸
    い大義名分ができた。それまでは政治的リスクが高すぎて
    口にすることさえできなかった。
    ヌーミーは閉鎖を撤回してUAW助けて何の意味があるんです
    少しでも分別が有れば、しょせんUAWも数多ある利益圧力団
    体の一つにすぎず、弱い労働者の立場にたった団体だと信じ
    てはいないでしょう。
    ヌーミーは閉鎖を撤回したってアメリカの雇用を守ろうとし
    たと思ってくれるだろうか?
    「トヨタはUAWを助けただけ。どんな取引したんだ?
     GMの破綻の時もUAWのヤツラ上手くやったが今回もか!」
    としか思わないのではないか?
    さりとて雇用は今のアメリカで最も重要な問題、何も手を
    打たないとヤバイと思います。
    「ヌーミーは閉鎖します!撤回しません!」バーンと大きく
    言っちゃいますバーンと、その後
    「その代り新工場をカルフォルニアに作ります!」
    「新工場は最新のGBL生産方式で従来の工場よりCO2量は半減!」
    バーンと大きく言っちゃいますバーンと
    シュワちゃんだってUAW助けたくて、トヨタに書簡出したわ
    けでもなし「新工場作ってくれるなら、ノープロブレムよ」
    他のアメリカ人もUAWと取引したとは思わず、アメリカの雇用
    を考えての行いと考えるでしょう。
    エライ金掛かりますが...
    最後に長文駄文でしたが、どうか御許し下さい。

  6. 阪神ファン より:

    ほんと、国の対応にはがっかりです。元々、民主党に大きな期待はしていませんでしたが日が経つにつれ”やっぱりな”という気分が増大していきます。
    アメリカ側もベンツやBMWのように日本でも売れるような車造りをすればいいのに・・と思います。
    技術力はあるはずなのに、もったいない気がします。

  7. 匿名 より:

    アメリカ下院は議会証言を行ったスミスさんについて何か事実を隠蔽しているということはないでしょうか。過去の事故歴とか。事故歴を故意に隠して証言させたとなるとアメリカ議会どころかアメリカの信用に大きく疵がつきます。自国産業保護のためなら不正行為でもやるということですから。スミスさんの事故歴は全てつぶさに明らかにするべきです。

  8. pd より:

    日本には他にも自動車メーカーはあるし、トヨタが回復できなくても別に困らないというのが多くの日本人の正直な気持ちではないでしょうか。
    今までが順調すぎただけです。
    周りが冷たくてもトヨタはこの危機を自力で乗り切る力があるはずです。

  9. samine より:

    結果的にアメリカは、今まで独走状態だったトヨタの邁進を止めさせ、躓かせることには成功したのだから、相変わらずスランプ状態のGMやフォードなどを援護するという意味ではその目的をある程度は達したと云えるでしょう。
    アメリカ政府の本音としては、今後トヨタの「隠蔽体質」を徹底的に暴いてトヨタに回復不可能なダメージを与え、あわよくば他の日本車メーカーも含めて、アメリカ市場から締め出すことでビッグ3にかつての勢いを取り戻させたいのでしょう。日本車がアメリカでプリウスやらインサイトやら燃費のいい車を出している限り、それは最早不可能なのですから[E:bleah] ただ、果たしてそんなアメリカ政府の目論見が上手くいきますか否か?
    徳大寺さんが今週のベストカーで仰ってましたが、所詮日本車メーカーは世界最大(ではなくなりましたが)のアメリカという謂わば「他人様の市場」で儲けさせて「頂いて」はじめてその商売が成立するのですから、「他人様の国々」で商売をする際の「礼儀」を忘れて「我が物顔」で振る舞っていてはならない(当然反感を買う)、と[E:pout] 今回の騒動が一段落するとしても、今回のことを教訓に、このことは肝に命じて貰いたいですね。解っているといいのですが[E:sad]

  10. fan より:

    テキサスの味のある親父が面白く語ってくれています。良かったら見てみて下さい。
    【テキサス親父】 トヨタ問題に怒る 字幕つき

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