改革反対派の存在

もし100年に一度の不況なら、抜本的な見直しや改革が絶対に必要である。しかし! 必ず足を引っ張る輩は存在します。カンペキな外野である私が「安いクルマを作れ」とか「スバルは軽自動車を捨てるな」と書いても「売れない」とか「ムダだ」と決めつける意見出てくるほど。社内で大改革の提案などしようものなら、1万倍くらいの反発を買うことだろう。

けれど大改革反対派だってビッグ3を見て「もっと小さいクルマを作らなくちゃアカンよ」と思うハズだ。「それは難しい」と主張してきたら「難しいけどやらないとダメ」みたいな返事をするに違いない。他人事だと真理が見える、ということです。逆に考えるなら大改革をしようとすると、強いリーダーシップを必要とする。だからトヨタの社長交代なのかもしれません。

確かに今までの感覚や概念で取り組むなら難しいだろう。でも改革しないと生き残れないとなれば、無理を承知でやらなくちゃならない。まぁ私だってそう考えるんだから、おそらく各社、必至で対応策に取り組んでいる最中かと。どんな解決策を出してくるか、大いに楽しみであります。

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8 Responses to “改革反対派の存在”

  1.   より:

    >けれど大改革反対派だってビッグ3を見て「もっと小さいクルマを作らなくちゃアカンよ」と思うハズだ。
    違いますね。
    ビッグ3はビッグ2(もしくは1でもいい)くらいで十分だと思っているんですよ。
    スバルの軽再参入も同じ事。なにも自社で作ることはない。
    ダイハツから買ってスバルの味付けをするだけで十分。
    国沢さんの買ったネットブックと同じです。

  2. sahla より:

    まさしく渦中にいます。
    ビッグ3がどうかは知りませんが、少なくともウチは大きく舵取りの方向を変えつつあるかと。
    パラダイム・チェンジが必須要件です。
    OEM活用など、生半可な手当ではまず乗り切れないかと。

  3. 匿名 より:

    スバルの自動車買う人って、家族全員スバルみたいな人がけっこう多い。いわゆる「スバリスト」が次の「スバリスト」を生んでいる。スバルの軽が、ダイハツから供給されたものなら「わざわざ買わない」人がほとんどだと思う。軽を売るなら自前でやるしかないし、自前でやらないならたいして売らない方がよいと思います。
    物事をあまり複雑に考えない方がいいと思う。スバルの車を買う人はスバルが好きな人(かなり好き)が多いから、スバルは新たな顧客を開拓するより、現在のお客さんである「スバリスト」をしっかり囲い込み、よそに逃がさないようにすることが一番。その上で良い車を作って紹介していけば多少は儲けが増えるかも・・・。くらいでよいでしょう。分をわきまえてあまり多くを望まない会社でいて欲しい。そういう意味では、雪道最強フォレスターは、2.5L、5ATを出せば最強SUVの名前を欲しい物にするだろうに・・・。私もすぐ買っちゃいます。

  4. 匿名 より:

    >スバルの自動車買う人って、家族全員スバルみたいな人がけっこう多い
    その事に甘えてきた結果が今のスバルの惨状です。
    >分をわきまえてあまり多くを望まない会社でいて欲しい。
    矛盾してますね。
    軽自動車から1800mmワイド6気筒の大型セダンまでフルラインナップする必要はありません。

  5. copen より:

     現実問題として国内の半分以上を占める軽がOEMになって今までの販売水準を維持できるのか、そして今の販売網を維持できるかが気になりますね。台数が減れば、販売面だけではなく、整備売上げなどサービス面での影響も大きいでしょうから。まあ、昨日ディーラーの効率化を図るというリリースが出ましたが。
     限られた枠の中で車を作るという技術、特に軽自動車作りというのは難しい技術と思いますが、その技術の継承もなくなり途絶えてしまうのは、開発力を低下させるのではないかとも思います。CVTもわざわざ新開発したのに。
     期待されていたエクシーガが不振、景気の悪いときに次期レガシィはアメリカを向いて大きくなり、軽は全部OEMに・・・。スバルの国内販売はどうなるか、気になるところです。足元がダメだと、いくら海外で伸ばしても、何かの拍子に崩壊してしまいそうで怖い。

  6. 匿名 より:

    スバルは日本のロータス(チャップマン時代の)となるべきでは!
    かのロータスヨーロッパ(旧型)は自前の物はボディのみと聞きます。ランプ類も他の市販車よりの流用と聞きます。
    しかし、車の評価はかなり高い。
    軽については、利益が出ないからの撤退である以上、捨てざるをえないでしょう。
    ダイハツより一車種を回してもらい、スバル開発でダイハツと併売する以外スバル色の出た軽自動車の実現は難しいと思います。
    結局、スバルはスーパーカーメーカーではない!そこをはきちがえるとコメントがトンチンカンになります。
    スバルの軽だからと言って、300万円はだれも出さないでしょう。現状スバルファンのみの販売では利益が出ないこれは間違い無いはずです。
    ある程度の部品をトヨタ・ダイハツより買い。そこで、ロータスヨーロッパの様な軽が作れない限り、軽より撤退しかないでしょう。
    ロータスヨーロッパと言っても、スポーツカーである必要はありません。スバルらしいワゴンRとかで良いと思います。

  7. 匿名 より:

    早い話が、スバルは「スバル360」に戻ればよいのではないでしょうか?こういうクルマを最近は作ってないでしょう。
    販売網は脆弱で、町の修理工場で細々と売ってるのに、背伸びして変にプレミアムをつけたがるから可笑しなことになるんです。
    堅実な国民車を真面目に作れば、お客さんも戻ってきますよ。

  8. 匿名 より:

    久しぶりにコメントが白熱しておりますが、やはり少々インパクトのある書き方や表現じゃないとね。
    ディーラーにいた立場で考えれば、メーカーに売れる車を、
    売れる宣伝を、サービス対応、はたまた人事までオンブに抱っこしていたもんだから、ディーラーは完全な痴呆状態。
    何の声もメーカーに上げられない。
    今こそ、ディーラーをプロパーに返すべきではと考えます。
    ディーラーをやってみたい地元の企業家はたくさんいます。
    緊張関係の中で車作りやユーザー対応を考えればとりあえず
    国内は何とかなるというくらい思い切ればよいのにねぇ。
    特にスバルなんかは、他が右ハンドルだから左。FRだからFFくらいの面白さを持った生い立ちがあるのに。
    ニッチなところで生きてゆけばいいのではないんですか。
    いずれにしても、トヨタサンは軍需部分と資産がほしいのでしょうから、この機に株でも買い戻せばいかがでしょうか。
    水田と同じで一度休耕すると戻すのは不可能かもしれないですね。軽の技術は。
    ヴィヴィオ・ビストロで生き返ったのにねぇ。

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