新燃料は減税を!

二酸化炭素排出削減に莫大な効果を持つバイオ・エタノール由来のETBEをガソリンに混合するという動きが出てきた。ETBEとはエチル・ターシャリー・ブチル・エーテルのことで、バイオ・エタノールより取り扱いが簡単な液体。エタノールだと3%くらいまでが通常のガソリンに混ぜられる量ながら、ETBEだと7%程度混ぜても影響ないと言われている。このガソリンを日本でも試験販売することになったのだけれど、一つだけ気になることがあります。それは「熱量」。ETBEを7%混ぜた燃料でガソリン100リッターと同じ熱量を確保しようとすれば、101,77リッター必要。つまりガソリンよりETBE混合ガソリンの方が間違いなく燃費悪くなると言うこと。当然ながら馬力だって落ちる。これをガソリンと同じ価格で売る、というのはおかしい。環境問題を解決するためなら積極的に使うべきだが、だったら財務省だって評価すべき。つまりETBE混合ガソリンの税金を下げればいい。現在53,8円+消費税5%とタップリ掛かっている税金を少し減らすだけでいい。ETBEは現在ガソリンより高価ながら、税金を安くしてくれれば石油会社だって容易に導入可能。しかもガソリンより熱量低い分だけ安く売ってくれればユーザーだって使いやすい。

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